Lucky Imaging – 強風下

早朝は晴れだったのですが北風が強くガイドもボロボロの状態でした。PHDのガイドがここまで荒れるのは久しぶりです。

このような状況下では Lucky Imaging のほうが有利です。 画面の像が激しく揺れるので 、露出時間 1sec の 動画を撮影し大量のフレームをスタックしてみました。

  1. SharpCap で 30min の動画を ser 形式で保存
  2. SER Player で ser を avi に変換
  3. AutoStakkert3を使用し画質50%以上の 1489 フレーム をコンポジット
  4. Registax6でWavelet処理
  5. SI8で階調処理

強風下なので画質は良くありませんが Lucky Imagingであれば 何とか撮影することができます。 

11/08/2019 4:30 – 5:00, エスキモー星雲 (NGC2392), GS200RC + Kasai ED フィールドフラットナー使用, 赤道儀 Losmandy G11, ASI294MC Pro, Cフィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、Gain 570、30min (RGB24 1×1ビニング SER 動画)、1800 Frames 中 1489 Frames を AutoStakkert3 でコンボジット後 SI8 デジタル現像、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

Lucky Imaging vs 通常撮影

最近何回か Lucky Imaging でエスキモー星雲を撮影していますが、通常に撮影した場合とどの程度 画質が違うのか確認してみることにしました。

同一日でないので正確な比較ではありませんが、通常撮影 で合計露出時間 60 sec x 10 = 600 sec 程度の画像です。前日の画質と比較すると、画質は 合計露出時間 に依存関係が強そうですな感じです。

11/06/2019 3:40 – 3:50, エスキモー星雲 (NGC2392), μ-210 + RC 0.75x レデューサー・フラットナー, 赤道儀 Losmandy G11, ASI294MC Pro, Cフィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、Gain 300、60 sec (RAW16 1×1ビニング)、10 Frames を SIでコンボジット後デジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

上記画像を1000×1000 Trimingした画像です。

おまけで久しぶりにかに星雲 (M1) を撮影しました。 ガイド鏡が屋根にかかりそうなので短時間の撮影になってしましましたが、 μ-210 で撮影すると大きく映るので面白いです。下記の画像はTrimingした画像です。

11/06/2019 3:00 – 3:30, カニ星雲 (M1), μ-210 + RC 0.75x レデューサー・フラットナー, 赤道儀 Losmandy G11, ASI294MC Pro, Cフィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、Gain 300、300 sec (RAW16 1×1ビニング)、6 Frames を SIでコンボジット後デジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

エスキモー星雲 (NGC2392) – Lucky Imaging Part2

先日の夜露で μ-210 のミラーがかなり汚れてしまったので、天気が良かった日中にミラーの洗浄を行い再度 Lucky Imaging でエスキモー星雲を撮影しました。これまでの経験としては、下記の理由により ASI294MC のほうが使いやすいと感じています。

  • 対象物が小さいのでASI294MCのほうがASI385MCより導入が容易である
  • ASI294MCの冷却機能によりホットピクセルが少ない

湿度も下がり夜露で濡れることもなくガイドも安定していました。FocusAid は慣れている ATPを使用していますが撮影は SharpCap を使用しています。今回はSharpCap の Binning 機能を使用してみました。Format に RAW16 をしていますので ASI294MC 側でのSoftware Binning 機能を使用していると思います。

11/05/2019 4:00 – 4:30, エスキモー星雲 (NGC2392), μ-210 + RC 0.75x レデューサー・フラットナー, 赤道儀 Losmandy G11, ASI294MC Pro, Cフィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、Gain 300、15 sec (RAW16 2×2ビニング)、解像度 2066×1404, 100 Frames 撮影後 良質画像 86 Frames を SIでコンボジット後デジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

2×2ビニング モードだと エスキモー星雲 は小さくよくわかりませんので中央部分を切り出してみました。すっきりとした画像ですが、 エスキモー星雲 は やはり等倍での撮影の方が向いているようです。 下記の画像は中央部分 1000×1000 をTrim した画像 です。

前回と同様に SharpCap LiveStack でも撮影してみました。お手軽でそこそこ写ります。

11/05/2019 5:30, エスキモー星雲 (NGC2392), μ-210 + RC 0.75x レデューサー・フラットナー, 赤道儀 Losmandy G11, ASI294MC Pro, Cフィルター+ IDAS LPS-V3フィルター 、Gain 300、15 sec (1×1ビニング)、 1920×1080 ROI, 68 Frames SharpCap LiveStack にて撮影後 SIで デジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

エスキモー星雲 (NGC2392) – Lucky Imaging

湿度が高く鏡筒にはかなり夜露が下りるような状況でしたが、久しぶりの晴れなので、Lucky Imaging でエスキモー星雲 (NGC2392) を撮影してみました。

撮影には SharpCap 使用しています。対象が 惑星状星雲 なので大画面は必要ないと思い 1920×1080 の中央部分のみ撮影しています。また Image size の肥大化を防ぐために、PNGフォーマットを使用しています。

200 Frames のコンポジットに AutoStakker3 や DeepSkyStacker を試してみたのですがうまく合成できなかったので、最終的に Stella Image 8.0を使用することにしました。下記は位置合わせがうまくいった 186 Frames をコンポジット後、階調補正した画像です。Raw画像だとサイズが大き過ぎて200 Image 読み込むことができないのですが、今回はPNG画像を使用しているので 200 ファイルすべて読み込みことができ、自動位置合わせに5min、コンポジットに 3min でそれぞれの処理が完了しました。 

10/30/2019 3:30 – 4:30, エスキモー星雲 (NGC2392), μ-210 + RC 0.75x レデューサー・フラットナー, 赤道儀 Losmandy G11, ASI294MC Pro, Cフィルター+LPR-Nフィルター、Gain 300、15 sec (1×1ビニング)、 1920×1080 ROI, 200 Frames 撮影後 良質画像 186 Frames を SIでコンボジット後デジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

下記の画像はSharpCap のLive Stack 機能を使用して 15sec x 20 Frames = 5 min の 画像ですがここまで写ります。このまま 60 minほどLive Stackingすれば期待できる画質になるかもしれません。

10/30/2019 4:30, エスキモー星雲 (NGC2392), μ-210 + RC 0.75x レデューサー・フラットナー, 赤道儀 Losmandy G11, ASI294MC Pro, Cフィルター+LPR-Nフィルター、Gain 300、15 sec (1×1ビニング)、 1920×1080 ROI, 20 Frames SharpCap LiveStack にて撮影後 SIで デジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

2019年11月1日 追記

ASI385MC で SharpCap を使用して 15sec x 159 Frames = 39.75 min 撮影しましたが、ガイドがうまくいかなかったのか自動での位置合わせがうまくいかず、すべての画像に基準点を指定してコンポジットしたので疲れました。当然画質は良くありません。

11/1/2019 3:30 – 4:30 , エスキモー星雲 (NGC2392), μ-210 + クローズアップレンズAC3 , 赤道儀 Losmandy G11, ASI385MC Pro, LPR-Nフィルター、Gain 300、3 sec (1×1ビニング)、 159 Frames SharpCap にて撮影後 SIで デジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

空が明るくなるまでの時間に、ASI385MC で SharpCap のLiveStack 機能を使用して 3sec x 60 Frames = 3 min 撮影しました。

11/1/2019 4:30, エスキモー星雲 (NGC2392), μ-210 + クローズアップレンズAC3 , 赤道儀 Losmandy G11, ASI385MC Pro, LPR-Nフィルター、Gain 300、3 sec (1×1ビニング)、 60 Frames SharpCap LiveStack にて撮影後 SIで デジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

Lucky Imaging

3時過ぎに目を覚ましたら、久しぶりに晴れているではありませんか。以前から興味があった Lucky Imaging を大急ぎで試してみました。本来ならば惑星状星雲や明るくてコンパクトな系外銀河等が対象物として適切なようですが、CFP200を赤道儀に搭載したままなので、試し撮りとして馬頭星雲で試してみました。 Lucky Imaging ではオートガイドは必要ないようですが、対象物が暗い星雲なので露出時間を 15 sec とし、オートガイドは作動させています。

SharpCap 3.2 で 15 sec (1×1ビニング) x 121枚撮影し、画質の良い上位 80% の96枚を Deep Sky S tacker を使用してStackingしたのち SI8で諧調補正をしたものが下記の画像です。フラット補正を撮影していないので、ゴーストや周辺減光が目立ちます。しかし合計30分の露出でここまで写るのだったら、次回は μ-210 を使用して 惑星状星雲や明るくてコンパクトな系外銀河 を狙ってみるのも面白そうです。

10/23/2019 4:00 馬頭星雲, CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (摂氏3度まで冷却), 赤道儀 Losmandy G11, ASI294MC Pro, Cフィルター+LPR-Nフィルター、感度 300、15 sec (1×1ビニング) x 96枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

2019年10月26日 追記

μ-210 で Lucky Imaging をするための準備をしました。 μ-210 の焦点距離 2415mm は長すぎるので、 バックフォーカス 55mm の位置に RC 0.75x レデューサー・フラットナー を挟んで、計測したところ 焦点距離 2159mm で 0.89x ぐらいのようです。残念ながら下部のコマは補正できていないようですが、 惑星状星雲や明るくてコンパクトな系外銀河等が対象物 なので今回はあまり気にしないようにします。次回晴れたら NGC2392 (エスキモー星雲) を狙って Lucky Imaging を試してみたいと思います。

10/26/2019 3:00 M42, μ-210 + RC 0.75x レデューサー・フラットナー, 赤道儀 Losmandy G11, ASI294MC Pro, Cフィルター+LPR-Nフィルター、感度 300、120 sec (1×1ビニング)、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

台風対策

超大型の台風19号が東海・関東地方に接近しているということで、明日は電車も飛行機も運行停止することが既に発表されています。自宅の簡易観測所が台風で吹き飛ばされないように、ロープで固定しておきました。直接風が観測所の側面を直撃すると風圧で耐えられないかもしれないので、防水シートで傾斜を作り風が傾斜を伝わって逃げていくようにしてみましたが、果たして耐えきれるか心配です。

2019年10月13日 追記

我が家は台風の被害はなかったのですが、各所で川が決壊して被害が出ているようなので心配です。

久しぶりの星空

Off Axis ガイドの失敗確率の増加問題、新しいPC入れ替えによる撮影機材の不安定問題、おまけに最近は天候不良続きで撮影の方はなかなかうまくいきませんでしたが、 今朝の横浜地方は久しぶりの撮影日和になりました。

Off Axis ガイド をやめ、通常の 200mm F4 ガイド鏡によるオートガイドに戻したためにComa Corrector のバックフォーカスの位置が変わってしまったので、急遽スペーサーを入れて調整してあります (もう少し追い込む必要あり)。安定稼働のための機材調整なので、対象物は大きい オリオン大星雲にしました。

自宅のベランダで NGC1977 (Running man) がかろうじて写っているので空の条件が良かったのではと思います。残念なのは構図が少し右寄りになってい待ったところでしょうか?

10/10/2019 4:00 M42, CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (摂氏3度まで冷却), 赤道儀 Losmandy G11, ASI294MC Pro, Cフィルター + IDAS LPS-V3、80 sec (1×1ビニング) x 5枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

10/10/2019 4:00 M42, CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (摂氏3度まで冷却), 赤道儀 Losmandy G11, ASI294MC Pro, Hαフィルター + IDAS LPS-V3、900 sec (1×1ビニング) x 5枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ