M1 (かに星雲) をATIK 383L で 撮影し LRGB 合成してみた

2/13 – 2/15 にかけて久しぶりに Mono で M1を撮影しLRGB 合成してみました。バックフォーカスの確認から始めたので、最低限必要な枚数を撮影するのに2日かかりました。まだまだそれぞれの Color 画像の露出時間が最適ではないので、Color Balance はいまいちですが、星像はきれいに丸くなっているようです。

2/13/2020 23:00, 2/14/2020 1:00 and 2/15/2020 1:00 M1 (かに星雲), GS200RC + RC 0.75x レデューサー・フラットナー, 赤道儀 G11+OnStep+MacOSX版 KStars, ATIK383L, L 180 sec x 10枚, R 180 sec x 10枚, G 240 sec x 10枚, B 240 sec 10枚を LRGB合成、Flat補正、SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

お手軽観望&撮影システム

皆さんのおかげで、KStars + EQDirect Cable (USB接続)で AZ-GTi が経緯台モードで動作するようになったので、お手軽観望&撮影システムを組んでみました。鏡筒+AZGTi は Home LAN に接続されていますので、電源を供給すれば WiFi 経由で 親機 から Remote Control できます。このまま 鏡筒+AZGTi をベランダに出せばそのまま使用可能になります。

KStars + EQDirect Cable の場合、SynScan Pro を使用しないので操作が簡単です。

Control Bag (Minnie Mouse の袋) の中に RaspBerry Pi と USB Hub が入ってます。

月あかりの中の M64 (黒眼銀河)

月齢 16.2 ですが、M64 (黒眼銀河) を撮影してみました。風も穏やかでガイドも安定しています。枚数が11枚と少ないのでノイズが多いですが意外と良く写ってくれました。明け方は外気温は0℃まで下がっていますので冷却は不要です。今回はGainを200 に下げて撮影していますが、この方が落ち着いてよく写っているような気がします。

2/11/2020 4:15-2/11/2020 4:50 M64 (黒眼銀河), GS200RC + RC 0.75x レデューサー・フラットナー, 赤道儀 G11+OnStep+MacOSX版 KStars, ASI294MC Pro, L フィルター、感度 200、180 sec (1×1ビニング) x 11枚をコンポジット、Flat補正、SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

昼夜逆転の生活

撮影システムが安定稼働するようになったら、ちょうど良いタイミングで天候も安定してきました。そこで撮影時間ごろちょうど天頂の方向になるかみのけ座の方角を狙って NGC4725 と NGC4565 を撮影してみました。都市部だとなかなか厳しいですが、何とか自宅からでも写ることがわかりましたので、次の課題として画像処理を勉強してQualityの改善を試みようと思います。

撮影システムは 赤道儀 G11+OnStep+MacOSX版 KStars です。ガイドはMacOSX版PHD2+QHY5II+f/130mmです。

2/5/2020 2:30-2/5/2020 3:30 NGC 4725 (棒渦巻銀河) , CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep+MacOSX版 KStars, ASI294MC Pro, L フィルター、感度 200、120 sec (1×1ビニング) x 30枚をコンポジット、Flat補正、SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

2/5/2020 4:15-2/5/2020 5:15 NGC 4565 (棒渦巻銀河) , CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep+MacOSX版 KStars, ASI294MC Pro, L フィルター、感度 200、120 sec (1×1ビニング) x 30枚をコンポジット、Flat補正、SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

2020年2月7日 追記

おとめ座にある NGC 5363 と NGC 5364 (NGC 5317) です。さすがに我が家のベランダから 10-11等級の銀河は厳しいです。残念ながら画像の強調処理でノイズも目立っています。今朝は30枚撮影する予定だったのですが、雲が出てきて12枚撮影したところで終了です。気温は2℃だったのでカメラの冷却は不要でした。

2/7/2020 2:30-2/5/2020 4:00 NGC 5363 と NGC 5364 (NGC 5317) , CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep+MacOSX版 KStars, ASI294MC Pro, L フィルター、感度 200、180 sec (1×1ビニング) x 12枚をコンポジット、Flat補正、SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

MacOS で KStars + OnStep (Local Plate Solver)

T-Studio さんの情報をもとに試行錯誤した結果、Local に Install した astrometry.net を使用して Plate Solver が使用できるようになりました。

実施した Install 手順を整理すると下記の通りになりました。

  1. KStars のサイト から KStars 3.3.9 DMG Installer を Download しInstall する。
  2. MacOS用 Package Manager である Homebrew を Install する
    参考にした手順はこちら
  3. Homebrew を使用して Python3 を Install する 
    手順 terminal を開いて “brew install python” を実行する
  4. Homebrew を使用して astrometry.net を Install する
    手順 terminal を開いて “brew install astrometry-net” を実行する
  5. KStars, Ekos, を立ち上げ、Ekos allignment module の option から Astrometry.net の 設定画面を表示する
    参考資料にした手順はこちら

GoTo機能 で Alkaid 導入後、Plate Solving を実行した結果、自動で 3回 Solver を繰り返した後問題なく Alkaid が Screen の中心になるように移動しました。その後 Alkaid を使用して Focus を合わせます。

M51 をTarget に再度 Plate Solving を実行し30枚撮影する Caputure Sequence を実行した後は暇なので晩酌しながら撮影が完了するのを待ちます (ベランダ撮影の醍醐味?)

今回は日中に光軸調整とスケアリング調整をしましたし、ガイドも安定したので星像はかなり改善され丸くなりました。しかし露出 60sec だとまだノイズが多いようです。撮影環境が整ってきたので、次の課題は画像処理の改善です。 

2/4/2020 0:30-2/4/2020 1:05 M51 (子持ち銀河) , CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep, ASI294MC Pro, L フィルター、感度 300、60 sec (1×1ビニング) x 30枚をコンポジット、Flat補正、SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

2/4/2020 1:13-2/4/2020 1:43 M101 (回転花火銀河) , CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep, ASI294MC Pro, L フィルター、感度 300、60 sec (1×1ビニング) x 30枚をコンポジット、Flat補正、SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

MacOS で KStars + OnStep (実践編)

MacOS の撮影機材の準備はできたのですが、天候に恵まれずに実環境での検証ができずにいました。ようやく天候が安定し、雲により撮影が中断されることないようなので、M104 (ソンブレロ銀河) を L画像とHα画像で撮影してみることにしました。撮影開始後、2020年2月1日 2:07 ごろ茨城県南部で発生したマグニチュード 5.3 の地震によりHα画像の撮影が中断してしまいました。横浜方面は震度 2 – 3 程度でしたが、茨城・千葉方面は震度4だったようなので、かなり揺れたのではと思います。被害が大きくなければいいのですが・・・

MacOSの KStars は概ね期待通り機能したのですが、Local に Install した Astrometry.net の Plate Solving は “Error starting solver. Process crashed.” でうまくいきませんでした。Linux版の環境では問題なく稼働するので、MacOS上の環境の問題だと思います。一応事前に ASTAP をInstallしていたので ASTAP を使用して検証を進めました。ASTAP の Plate Solving は若干時間がかかりますが正常に稼働しました。注意点は ASTAP の場合 4×4 Bining では情報が不足しているせいか、1×1 で撮影した画像を使用する必要があることです。

何はともあれ、Linux と MacOS の両方の環境がそろったので心強い限りです。

あれっ、星像がきれいな丸じゃない。ガイド精度の問題かな・・・

2/1/2020 1:40-2/1/2020 2:00 M104 (ソンブレロ銀河) , CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep, ASI294MC Pro, L フィルター、感度 300、60 sec (1×1ビニング) x 20枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

2020年2月2日 追記

露出時間を 前回の 60sec から 240sec にし、バラ星雲を撮影してみました。 CFP200では画角が狭すぎてバラ星雲は収まり切れませんが、ガイド精度の検証なのでそのまま撮影を進めました。予想通り露出時間を長くするとガイドエラーが顕著になります。 PHD2 はWindows版やLinux版と同じ 2.6.6 ですし、QHY5のDriver もQHY社のものです。したがってガイド精度の悪化は Losmandy 純正の Stepping Motor から OnStep の Stepping Motor に変更による可能性があります。この辺りはもう少し検証してみる必要があります。おまけにスケアリングも問題があるようです。

2/1/2020 20:40-2/1/2020 21:20 NGC2246 (バラ星雲) , CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep, ASI294MC Pro, Hα 7nm フィルター、感度 300、240 sec (1×1ビニング) x 10枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

MacOS で KStars + OnStep

これまで Raspberry Pi 3 Model b+ に StellarMate を Install し, その後 ThinkPad に Ubuntus 18.04.3 + KStars を Install し 撮影環境の安定化と操作性の改善を図ってきました。ここまで来たら やはり MacOS で KStars でしょう。T-Studio さんのアドバイスもあり 早速 Install してみました。

KStars 3.3.9 DMG Installer を KStars の サイト から Download し Install。MacOS 用の PHD2 2.6.6 を PHD2 のサイト から Download し Install します。あとは Linux の KStars の 設定方法 と 同じです。あいにく天候が下り坂なので実践投入は天候が回復してからになりますが、Losmandy G11 + OnStep の制御は作動しているようです。

ここまでくると撮影より ガジェット のほうがメインになりそうです (笑)

補足: Instein Astro の OnStep Main Drive には COM1 に CH34X USB-Serial のチップセットが使用されています。USBケーブルで接続するためには、この MacOS用のチップセットのDriverを 追加で Install する必要があります。Driver Install 後に Ekos の Mount の USB接続が可能となります。今回はここで少しはまりました。Ekos の Mount の設定は下記のとおりです

Connection Mode : Serial 
Port :  /dev/cu.wchusbserialfd12130