M101 (回転花火銀河) by BKP150

Losmandy G11 + 自作 OnStep Controller のテストを兼ねて春の銀河を撮影しています。 都市部郊外なので淡い対象物はコントラストが低くどうしてもノイズが目立ってきます。したがってモノクロの冷却CCDを使用して撮影していますが、明け方は気温が低いので冷却機能は使用していません。これから大陸から黄砂が飛んでくるのでさらに眠い画像になりそうです。

1/14/2021 4:33 – 1/14/2020 5:53 M101, BKP150 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector, 赤道儀 G11+OnStep+MacOSX版 KStars, ATIK383L, Gain – 、Baader Lフィルター、180 sec x 28枚 x2 ビニングモード、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、 撮影場所:自宅のベランダ

KStars 3.5.1 による GoTo, Plate Solving, PHD2 2.6.9 dev3 による AutoGuide 等は順調です。

Losmandy G11 (自作 OnStep Controller)

2020年1月に G11 用に スペインから OnStep Controller を輸入して稼働させ、2020年9月から Vixen GPD を使用して OnStep Controller (のりきゅーさん提供の基盤を使用) の製作を実施してきました。これまでの経験で何とか安定して稼働させる知識が蓄積できたので、GPD 用に製作した OnStep Controller を Losmandy G11 に移植することにしました。もともと OnStep Project は Howard Dutton 氏により Stepping Motor を使用し低価格の Losmandy G11 の GoTo システムを実現するために開始された Project ですが、 ようやく私の G11 も自作の OnStep Controller で稼働させる日が来たわけです。

Stepping Motor は一番安定している オリエンタルモーターをGPDから移植しました。モーターと RAシャフト および DECシャフト は直結なので減速比は 1:1 ですがトルクがあるので問題ありません。減速比に合うように OnStep Controller の firmware を書き換えました。   

Arcturus に GoTo で移動し Finder の視野に入る程度に手動で望遠鏡の方向を Adjust して KStars 3.5.0 の Stellar Solver を実施。数秒で完了し中央に位置するように補正されました。次に M51 に GoTo で移動し再度 Stellar Solver を実施。ところが、次に PHD2 の AutoGuide の準備をしたのですが ガイドが安定しません。しばらく静観しているとなぜか安定してきました。おそらくG11 の ウォームギアの遊びが適切でなく、そのうちにうまい具合に片側に負荷がかかり安定してきたのではと想像しています。したがって 最初 AutoGuide が安定しないのは OnStep の問題ではなく 赤道儀の調整不足ではないかと想像します。やれやれですね。  

これで何とか Losmandy G11 の OnStep Project は無事に完了しそうです。最後におまけの失敗は画像をすべて x2 ビニングモードで撮影してしまったという落ちです。(ATIK383L の 画像 転送速度は遅いので確認用の画像はすべてビニングモードを使用しています。確認が終わって本番の撮影時にもとに戻すのを忘れてしまいました)

1/10/2021 5:16 – 12/29/2020 5:42 M51, BKP150 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector, 赤道儀 G11+OnStep+MacOSX版 KStars, ATIK383L, Gain – 、Baader Lフィルター、180 sec x 9枚 x2 ビニングモード、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、 撮影場所:自宅のベランダ

GPD の方は Losmandy G11 で使用していた Stepping Motor を逆に移植し、OnStep Controller は 昨年 マチナカリモート天文台 さんから 試作品を安価で提供していただいた AlThiba (試作品) 装着してあります。ギアー減速比 1:2 にfirmware を変更し簡単な動作試験をしましたが、さすがマチナカリモート天文台さん製作だけあって非常に安定しています。

2021年1月11日 追記

雪が降る前に、Losmandy G11 の DEC 側のウォームギアーの遊びを調整して再度試験を行いました。PHD2開始時はぶれますがすぐに安定してきます。最終的にRMSは0.7秒台まで落ち着いていますので、 AutoGuide の方も問題ないでしょう。オヤジさんの情報ではLinux版は更新があり最新版の KStars 3.5.1 + PHD2 2.6.9 dev3 となっています。これでMacOS版とLinux版両方で確認できましたので、しばらくはこのスタイルで撮影に専念できそうです (新たな問題が発生しなければ・・・)

1/11/2021 4:53 – 1/11/2021 5:55 M13, BKP150 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector, 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ATIK383L, Gain – 、Baader Lフィルター、180 sec x 12枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、 撮影場所:自宅のベランダ

M51 (子持ち銀河) by BKP150

日中にBKP150の光軸調整を実施したので、 M51 を撮影しました。 南側は月明りがあるのでどうしても北東方向の対象物になってしまいますが、これから春の銀河が上ってくるので楽しみです。KStars 3.5.0 と PHD2 2.6.9 dev2 の組み合わせで撮影し、Linux 版 も MacOSX版 も安定してきました。やはり KStars 3.5.0 の StellarSolver と PHD2 2.6.9 dev2 の  Mutiple Stars 機能 は非常に優れています。

12/29/2020 3:00 – 12/29/2020 5:30 M51, BKP150 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector, 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars,ASI294MC, Gain 120、IDAS LPS-V3フィルター、300 sec x 30枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、 撮影場所:自宅のベランダ

2020年12月31日 追記

月明かりがかなりあるので、ATIK383L を使用して L画像を撮影してみました。やはり冷却 Mono CCD だけあってノイズの処理は綺麗に補正できます。

12/31/2020 4:50 – 12/29/2020 5:52 M51, BKP150 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector, 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ATIK383L, Gain – 、Baader Lフィルター、300 sec x 13枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、 撮影場所:自宅のベランダ

BKP150

重量のあるカメラを取り付けてもずれないようにするため、お手軽用に使用していた BKP130 のフォカースの調整をしました。ところが間違った調整ねじを締めすぎ、「ベキッ」と音がして金属部分が割れてしまい、フォーカスを破損させてしまいました。市販されてるフォカースの価格は意外と高く、鏡筒を新規に購入することにしたのですが、BKP130は人気があるのか特価品は売り切れでだったのでBKP150にしました。BKP130から移行は再利用できる改造部品をそのまま移植したので意外とスムーズに完了しました。とりあえず試し撮りしたのですが、カメラのカラー調整がうまくいっていません。そういえば 試写の際に、KStars 3.5.0 の fits viewer で表示した画像の色が変だったので、Camera の Option として Gain120, Offset 36 を指定したことが影響しているのでしょうか? 

Linux 版 の KStars 3.5.0 & PHD2 2.6.9 dev2 の組み合わせは、まだまだ 謎の部分があります。MacOSX版の方はこのような問題は無いようです。

12/26/2020 4:31 – 12/24/2020 5:48 M51, BKP150 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector, 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars,ASI294MC, Gain 120、IDAS LPS-V3フィルター、300 sec x 16枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、 撮影場所:自宅のベラン

12/26/2020 3:48 – 12/24/2020 4:12 NGC2237, BKP150 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector, 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars,ASI294MC, Gain 120、IDAS LPS-V3フィルター、180 sec x 8枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、 撮影場所:自宅のベラン

M51 (子持ち銀河)

朝起きるのが遅くなってしまい撮影開始が5時となってしまいましたが、何とか12枚撮影しました。 時折風の影響でガイドがぶれましたが、それでも RMSは 1.0秒以下を維持していましたので安定していると思います。今回の合計露出時間は 300sec x 12 = 1 時間 ですが、枚数を増やしていけば画質は改善されるのでしょうか?

12/24/2020 5:00 – 12/24/2020 6:00, M51, CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector, 赤道儀 G11+OnStep+MacOSX版 KStars,ASI294MC, Gain 120、IDAS LPS-V3フィルター、300 sec x 12枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、 撮影場所:自宅のベランダ

M64 (黒眼銀河)

新しい KStars 3.5.0 と PHD2 2.6.9 dev2 も安定してきたので 春の銀河の一つである M64 (黒眼銀河) を撮影してみました。5min x 20 枚 (100min) 撮影したのですが、3枚に 飛行機の軌跡が写っていたので17枚 コンポジットした結果です。

12/23/2020 4:20 – 12/23/2020 5:50 M64, CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector, 赤道儀 G11+OnStep+MacOSX版 KStars,ASI294MC, Gain 120、IDAS LPS-V3フィルター、300 sec x 17枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、 撮影場所:自宅のベランダ

Android の OnStep のApplication で、撮影場所、GoTo 時のSpeed、赤道儀の反転Limit、日時等 を設定したあとはすべて KStars から制御します。Plate Solving (StellaSolver) のおかげで下記の作業は 5 – 10 min 程度で完了します。

  • Arcturus に GoTo で移動し Camera の Focus Adjust を実施
  • Arcturus を使用しPlate Solving (StellaSolver)で正確な Allignmemet を実施
  • M64 に GoTo で移動し Plate Solving (StellaSolver) で正確な Allignmemet を実施

今日も PHD2 の Mutiple Stars 機能を使用して Guide しましたが、RMS値は 0.62秒 となっていました。

PHD2で Autoguding をしながら自動で撮影中

KStars 3.5.0 + PHD2 2.6.9 dev2 on MacOSX

Linux 版の KStars 3.5.0 + PHD2 2.6.9 dev2 は安定していることが判明しましたが、MacOSXも試してみました。私のMaxBook Pro は Late 2011版 なので MacOSXの最新版である Big Sur はサポートされていません。High Sierra が最終OSですが、非常に安定しています。KStars 3.5.0 DMG Installer を KStars の サイト から Download し Install。MacOSX 用の PHD2 2.6.9 dev2 32bit 版 zipファイル を PHD2 の Development Snapshot Buildsサイト から Download し Install します。 

ASI294MCは当初冷却すると画像がおかしくなるようなので、冷却は中止しました。外気温が2℃ぐらいなのであまり影響はないと思います。問題のGuide Camera の方ですが、ASI120MM mini を最初 ZWO ASI Camera として構成していたのですが安定しなかったので、INDI Camera として構成しなおしました。当然 PHD2 2.6.9 dev2 なので Mutiple Stars 機能を使用することができます。撮影対象が天頂に近い M63 だったせいか、RMSはなんと 0.69 秒 とこれまで経験したことがないほど安定した値です。

対象物は M63 ひまわり銀河 です (りょうけん座にある渦巻銀河)。Flat 補正はしていないので周辺減光部分はトリミングで除外してありますが、星像は結構まるくなっていてガイドは非常に安定しています。Mutiple Stars 機能はなかなかよさそうですね。

12/19/2020 4:28 – 12/19/2020 5:15 M63, CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector, 赤道儀 G11+OnStep+MacOSX版 KStars,ASI294MC, Gain 120、IDAS LPS-V3フィルター、300 sec x 10枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、 撮影場所:自宅のベランダ

2020年12月20日 追記

日中に GPD OnStep 環境を使用して、問題を整理してみました。現時点で Linux版 も MacOSX版 も PHD2 の Camera Configuration として INDI driver を使用するほうが安定しています。MacOSX版 の Main Camera の不具合も 途中で Guide Camera の Driver を Native driver から INDI driver に変更したことによる side effect の様に思われます。再起動すれば Main Camera も正常に動作するようです。

これまで、QHY の Guide Camera のみ INDI driver を使用していたのですが、今後は ZWO ASI Camera も INDI driver の方がよさそうです。

Ubuntu 20.04.1 LTS
KStars 3.5.0
PHD2 2.6.9 dev2
Main – ASI294MC
Guide – ASI120MM mini
MacOSX High Sierra
KStars 3.5.0
PHD2 2.6.9 dev2
Main – ASI294MC
Guide – ASI120MM mini
PHD2 Configuration
INDI driver (ZWO CCD ASI120MM mini)
使用可使用可
PHD2 Configuration
Natve driver (ZWO ASI Camera)
使用可使用不可
(Camera connection lost )

PHD2 Multile Stars 機能

PHD2 2.6.9 dev2 で Mutiple Stars 機能が使用できるようになったのでテストしてみました。Advanced Settings の Use multiple stars の checkbox を on にすると使用できるようになります。

PHD2 の screen には候補となるガイド星が 〇で表示されます。RMSのガイド精度は以前より若干良くなっているように思えますが、以前も 1秒程度を示していたのでよくわかりません。

実際撮影した画像の星像は丸くなっていてなかなか良さそうです。

12/16/2020 5:00 – 12/16/2020 5:30 NGC2903, CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars,ASI294MC, Gain 120、IDAS LPS-V3フィルター、300 sec x 4枚、Flat補正、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、Topaz DeNoise AI処理、 撮影場所:自宅のベランダ

NGC2903 (しし座 棒渦巻銀河) – 4度目の挑戦

月は細くなってきましたが、鏡筒とフードがびしょ濡れなるほど湿度が高く条件はあまり良くありませんでした。本日は Ubuntu 20.04 + KStars 3.5.0 のテストと OffAxis Guide を使用したオートガイドのテストです。

KStars 3.5.0 で Procyon にGoto で移動し Focus Adjust 後 KStars 3.5.0 の 新機能である StellarSolver で微調整をしましたが、StellarSolver による Plate Solving の速さに関心しました。10秒程度で中心に位置してくれます。ここまでは完璧でしたが、残念ながら Procyon の スパイダーの光芒 をみると 下方が割れています。先ほど調べたら、斜鏡ヒーターを止めていたテープがはがれていましたのでスパイダーからはみ出ていたのが影響しているようです。オートガイドのテストですが、市街地での OffAxis Guide はガイド星が見つかればよいのですが、見つからない場合もあるのでリスクがあります。本日はかろうじて1つ見つけたのでなんとかオートガイドできました。RMSは 0.99 とかなり安定していましたが、自宅からの空の状況を考えるとガイド鏡を使用したほうが安全のようです。

NGC2903 の画像は明け方に近かったのと湿度が高かったせいか、ノイズが多くあまり良くありませんでした。

12/11/2020 5:07 – 12/11/2020 5:53 NGC2903, CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars,ASI294MC, Gain 120、IDAS Nebula Booster NB1フィルター、300 sec x 10枚、Flat補正、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング、Topaz DeNoise AI処理、 撮影場所:自宅のベランダ

Ubuntu 20.04.1 LTS on Raspberry Pi 4B (備忘録)

最近物忘れが多いので作業を備忘録として残しておきます。

  1. こちら より Ubuntu Server 20.04.1 LTS (64bit) を入手
  2. balenaEtcher で MicroSD カードに Ununtu 20.04.1 LTS を焼く
  3. Raspberry Pi 4B を有線LANに接続しSD カードを立ち上げる (重要)
  4. LoginID は ubuntu、初期 password は ubuntu、続けて新しい password を入力 (起動後 LoginID と password、新しい password が受け付けられるようになるには数分がかかるので少し待つ)
sudo apt update
sudo reboot  
sudo apt install ubuntu-desktop (完了までにかなり時間がかかる)
startx

以下の作業は こちらの手順 に従う 

USBからの Boot も可能ですが、 Raspberry Pi 4B の firmware の update が必要で面倒なので今回はパス