晴れたのでやっと火星を撮影

晴れたので火星を撮影したのですが、大気の安定度が悪く撮影中は常にゴムまりのようにはねていました。火星がどこかに行ってしまわないようにPHD2でオートガイドし常に中心に静止るようにしていましたが、実際撮影した動画はかなりブレブレの状態。次回また再挑戦ですね。

10/24/2020 22:29 TAKAHASHI μ-210 , 赤道儀 G11+Windows PHD2, ASI385MC, IR CUT フィルター、 TeleVue BinoVue 2x合焦レンズ にて拡大, Windows10 SharpCap 3.2 (64Bit) 1024×768, シャッタースピード 10.0ms, Gain 250, 3000 フレーム をAVI で Quick Capture 後 上位30%の品質の画像を Autostakkert3 にてスタッキング , 撮影場所:自宅のベランダ

2020年10月25日 追記

昨日に続き火星です。昨日より大気は安定していたので、画質は改善されましたがまだまだですね。

 

10/25/2020 20:36 TAKAHASHI μ-210 , 赤道儀 G11+Windows PHD2, ASI385MC, IR CUT フィルター、 TeleVue BinoVue 2x合焦レンズ にて拡大, Windows10 SharpCap 3.2 (64Bit) 1024×768, シャッタースピード 10.0ms, Gain 250, 3000 フレーム をAVI で Quick Capture 後 上位30%の品質の画像を Autostakkert3 にてスタッキング , 撮影場所:自宅のベランダ

GPD w/ OnStep の 検証

今年の10月は天候が悪く、ようやく完成した OnStep の Controller の検証が全くできません。 昨日も事前の天気予報ではあまり良くなかったのですが、ベランダから外をみると、少し雲が残っているものの最近では珍しく晴れています。本来なら新月に近いので主力機で撮影という事になるのですが、どうしても OnStep の Controller の検証をしたかったので、検証を優先させました。

この手順 に沿って Android 上の OnStep Controller2 の操作および Linux 上の KStars の操作を実施し、M31 をTarget に GoTo機能および Plate Solving を実施。問題なく正常に完了しました。

撮影準備のために PHD2 を起動するとDEC側がおかしな動きをしています。PHD2自体は機能しているようなので、DEC側のモーターの調整がまだまだ不十分で調整が必要だという事でしょう。新月に近いので自宅のベランダでも 30sec で形がM31の全景が十分判別できるくらいに写っています。

この時間、 M31 は天頂に近い位置です。もう少し緯度が低い対象物で試してみるために Aldebaran で検証してみました。 GoTo機能および Plate Solving を実施し、問題なく正常に完了しました。

PHD2 使用時の DEC モーターの動きは天頂に近い M31 よりは落ち着いていますが、とても満足できるレベルではありません。

今回の OnStep Controller の検証では PHD2 使用時の DEC 側のモーターの動作以外は概ね正常に動作していることが判明し安心しました。あと一歩で完成です。

10/18/2020 21:30 – 10/18/2020 21:40 M31, FS-60C+BORG7885 Reducer, 赤道儀 Vixen GDP+OnStep+Linux版 KStars, ASI294MC, Gain 300、フィルターなし、60 sec x 10枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ

2020年10月21日 追記

DEC側のモーターの調整を行ったのですが、PHD2によるガイドは劇的な改善は見られません。よくよく考えたらGPD赤道儀自体、正確な極軸合わせなしに設置したことに気が付き、それならばガイドのインターバルを短くしてみればその間のズレは小さくなるので改善するのではと考えて0.5秒にしてみると満足できるレベルに収まりました。これで2ケ月にわたる自作 OnStep Controller のProjectは無事に完了です。

10/21/2020 2:29 – 10/21/2020 2:35 M42, FS-60C+BORG7885 Reducer, 赤道儀 Vixen GDP+OnStep+Linux版 KStars, ASI294MC, Gain 300、フィルターなし、30 sec x 10枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ

GPD with OnStep

2020年8月末に OnStep Controller の製作 を開始し9月22日に Controller を完成させ、本日 Vixen GPD 赤道儀に装着しました。GPD を選択した理由は 2軸モーターの MT-1 と Nema17 ステッピングモーター が簡単に交換できるというのが理由です。OnStep 化 により Android 上の OnStep Controller2 アプリ から WiFi 経由で GDP を制御できます。

また OnStep のUSBシリアルインターフェース と  Linux 上 あるいは MacOSX 上の KStars + Ekos と OnStep Controller の USBシリアルインターフェース を接続すればPC からも制御できます。私の場合 Stick PC から制御しテストを行っていますが、Stick PC だと USBの電力が十分でないのでPower Supply型のUSBHub (エレコム USB2.0 ハブ U2H-AN4SBK) を使用して機器を接続しています。

今回の作業で一番嬉しいことは、いままで苦手だった半田付けの スキルが著しく向上したことです \(^o^ )/

ステッピングモーター側 プーリー : GT2 、20歯 、穴径:5mm
GPD 赤道儀側 プーリー : GT2 、 40歯 、穴径:5mm (6mm に拡張)
タイミングベルト : タイプ:標準 ベルト幅:6.4mm 材質 : クロロプレンゴム

(注: 正確な長さが不明だったので、長めのタイミングベルトを購入しハサミでカットし円形ベルトになるようにホッチキスで繋いでいます。これはあくまでも一時的措置で、正確な長さが決定したら発注する予定)

2020年10月3日 追記

ものたろうで 三ツ星タイミングベルト MXL形、ベルト幅 6.4mm 、長さ 86mm を購入し RA および DEC 両方に装着しました。

操作手順

Android 端末側

  1. WiFi で ONSTEP に接続
  2. Android 上の OnStep Controller2 で Observing Sites の選択 (GMT-9 *注)
  3. Goto Speed の選択 (x1.0)
  4. Limit の設定 (Overhead 90, Horizon -10, Median E +30, Median W +30)
  5. Initialize/Park -> Date/Time の 設定
  6. Initialize/Park -> Start Align で 1 Point Alighment を実施 (Alighmentはスキップ可能、ただしその場合は 7. Tracking を開始したのち、Bright Starで位置補正を実施する)
  7. Tracking Start を選択しBright Starで位置補正を実施 (Alignment を実施すると自動的に Track になるのでAlignmentを実施したときはこの作業は不要)

(*注) なぜか GMT-9 として設定しておかないと 5. Initialize/Park -> Date/Time の 設定際に正しい日本時間 (GMT+9) に設定されない

Linux 端末側

  1. Ekos をStart
  2. Mount をStart (Android 端末で設定した状態と同じ状態)
  3. 以下 通常の KStars の操作を実施 (GoTo機能 や Plate Solving にて対象物を中心に配置、PHD2のAutoGuideの準備、撮影の開始 等々)

ステッピングモーターに関して、STEPPERONLINE は電流調整を何度も行ったのですが、時々片方のモーターに脱調が発生しました。ところがORIENTAL MOTOR の方は常にRA および DEC ともに安定していましたので高価ですがORIENTAL MOTOR をお勧めします。

今回 のりきゅうさんから3枚の基板を分けてもらったのですが、1枚目は WiFiモジュールが正常に動作しなくて失敗しましたが、残りの2枚は正常稼働しています。ステッピングモーターに関して、もちろんここまでたどり着けたのはインターネットに様々な情報を共有していただいている多くの方々の情報のおかげです。ありがとうございました。

FMA 180 (f/180mm F4.5 Triplet)

まだ日本では発売されていないのですが、海外ではすでに発売されているのでポチッてみました。FMA180+ASI385MC 全体の重量はわずか 735g で一眼レフカメラより軽量です。軽量なので CFP200 の取っ手の部分に方向が調整可能なファインダ脚を使用して取付けても大丈夫のようです。

月齢19 と条件は良くありませんが、台風のあとで空が綺麗だったので、夜が明ける直前に試し撮りをしてみました。ASI385MC を使用すると CFP200 f/800mm の画像 だとはみ出してしまいますが、f/180mm だと M42 全体が入ります。どのような使い方がベストか、カメラとのコンビネーションで色々と試してみようと思います。

9/8/2020 4:35 – 9/8/2020 4:40 M42, FMA180+F4.5 Reducer, 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI385MC, Gain 50、サイトロン LPR-Nフィルター、60 sec x 5枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ (ちょっとFocus が甘い)

2020年9月9日 追記

月齢が満月に近いと良く晴れるという、何とも言えない日々が続いていますがそんな日はテストに限ります。昨日につづいて FMA180 の画角のテストです。まずは CFP200 と ASI294MC の画像です。画面いっぱいに M42 が写りちょうど良い画角です。続いて ASI294MC を FMA180 に載せ替えて撮影しました。既に夜明けが近くなっていたので Gain 120 に落として撮影しました。

CFP200 に FMA180 を搭載しておけば、色々なサイズの対象物に対応でき効率的だと思います。

9/9/2020 3:44 – 9/9/2020 3:51 M42, CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI294MC, Gain 300、IDAS LPS-V3フィルター、90 sec x 6枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ

9/9/2020 4:39 – 9/9/2020 4:45 M42, FMA180+F4.5 Reducer, 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI294MC, Gain 120、IDAS LPS-V3フィルター、30 sec x 10枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ

2020年9月11日 追記

お月様の近くの対象物なので Color Blance が崩れていますが、画角の検証実験なので画質のほうは目をつぶります。

9/11/2020 3:14 – 9/11/2020 3:42 NGC2237 (ばら星雲), CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI294MC, Gain 300、IDAS LPS-V3フィルター、90 sec x 10枚、Dark 補正 & Flat補正、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ

9/11/2020 3:53 – 9/11/2020 3:57 NGC2237 (ばら星雲), FMA180+F4.5 Reducer, 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI385MC, Gain 300、IDAS Nebula Booster NB1フィルター、30 sec x 10枚、Dark 補正なし & Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ

2020年10月18日 追記

相変わらず天候が悪く、外は小雨が上がった直後で曇りです。この状態では惑星や星雲の撮影は不可能なので、いつもテストで使用している鉄塔を SharpCap を使用して LiveView してみました。わずか1.0 sec にも関わらず結構シャープに写ります。

10/18/2020 4:30 FMA180+F4.5 Reducer, ASI385MC、Gain 360、1.0 sec

OnStep Project (自作編 – 備忘録)

半田付けが苦手なので、なかなか踏み切れませんでしたがついに、OnStep のコントローラーを自作してみることにしました。使用した主要パーツは下記の通りです。製作にあたり、のりきゅうさんにはいろいろとアドバイスを頂き感謝しております。

  • OnStep基盤 (のりきゅうさん製作の OnStep基盤 Rev 2.0)
  • マイコンボード (Teensy 4.0)
  • 赤道儀ドライバ (DRV8825)
  • WiFi モジュール (ESP-WROOM-02D)

1. OnStep 基盤

まずは一番苦手な半田付けからです。部品が故障した際に容易にパーツの交換が可能になるように基盤に丸ピンソケットを半田付けします。恥ずかしながら半田付けに フラックス という半田の表面張力を低下させ粘りを弱くする薬品を使用するということさえ知りませんでした。たしかにフラックスを塗って半田付けをすると非常にやり易くなりました。細かい部品の半田付けは HOZAN の 先曲がりピンセットと逆作用ピンセットを利用し、半田付けは無事に完了し、とりあえず第一関門は通過したと思います。下記の写真は丸ピンソケット化の後、部品を載せたものです。

2. DRV8825 電流調整

ステッピングモーターに規定以上の電流が流れるのを防ぐために電流調整を行います。(Google 先生に聞きました)

購入したステッピングモーターの Current Limit が 0.9A なので Vref 電流値 (I) が 0.45A がMAXの Vref 電流値となります。

(下方のビデオのように実際には 0.4A より若干低くなるように設定しました)

3. 準備

次はファームウェアの導入です。下記の3種類のファームウェアを基盤に書き込む必要があるので、ビルドと書き込みを実行するために Arduino IDE をインストールします。この IDE を使用して下記の3つの作業を実行します。

  • ESP転送プログラムの書き込み
  • ESP-WROOM-02Dのファームウェアの書き込み
  • OnStepの書き込み

それぞれ必要なツールは下記のところから入手します

  • Windows 版の Arduino IDE 1.8.13 は こちら から をダウンロード
  • Windows 版の Teensy Installer V 1.5.3 は こちら からダウンロード
  • OnStep は OnStep-release-3.16 を こちら から ダウンロード

4. ファームウェアの導入

Arduino IDE のインストールは画面の指示に従って進めるだけなのでとくに注意点はありません。

Windows版の Teensy Installer の場合、 Windows Defender や他のanti-virus protectionのソフトウェアが稼働しているとインストールの邪魔をする可能性があるので一時的に停止しておきます。 

ファームウェアはTeensy の USB-Serial インターフェース経由で インストールするので、Teensy の Installer を実行します。

4.1 ESP転送プログラムの書き込み

Teensy 4.0 の micro USB シリアル接続を使用する際に、USB端子からの5Vを入力しないようにVUSBラインをカットします。

J9 ピン (主要電源) および J1ピン& J2ピン (ESP-WROOM-02Dの書き込みモード制御) をそれぞれ個別にショートさせ、12V 電源ケーブルを接続します。USB-Serial ケーブルで WIndows PC に接続します。

次にArduino IDE の新規プロジェクトを開き、下記のコードをコピーペーストして保存します。

 /*
 *  Title   Teensy2ESPFlash
 */

#define ESP8266Gpio0Pin   18
#define ESP8266RstPin     5
#define SerialA   Serial
#define SerialB   Serial1

void setup() {
  pinMode(ESP8266Gpio0Pin,OUTPUT);                // ESP8266 GPIO0
  digitalWrite(ESP8266Gpio0Pin,HIGH); delay(20);  // Run mode
  pinMode(ESP8266RstPin,OUTPUT);                  // ESP8266 RST
  digitalWrite(ESP8266RstPin,LOW);  delay(200);   // Reset, if LOW
  digitalWrite(ESP8266RstPin,HIGH);               // Reset, inactive HIGH

  delay(500);
  SerialA.begin(115200);
  SerialB.begin(115200);
  digitalWrite(ESP8266Gpio0Pin,LOW); delay(20); // Pgm mode LOW

  digitalWrite(ESP8266RstPin,LOW);  delay(20);  // Reset, if LOW
  digitalWrite(ESP8266RstPin,HIGH);             // Reset, inactive HIGH
}

void loop() {

  while (true) {
    // read from port 1, send to port 0:
    if (SerialB.available()) {
      int inByte = SerialB.read();
      delayMicroseconds(10);
      SerialA.write(inByte);
    }
    delayMicroseconds(10);
    // read from port 0, send to port 1:
    if (SerialA.available()) {
      int inByte = SerialA.read();
      delayMicroseconds(10);
      SerialB.write(inByte);
    }
  }
}

Arduino IDE の メニューから ツール → ボードマネージャーで Teensy 4.0 を選択し、Arduino IDE のメニューで マイコンボードに書き込む実行し コンパイル、Teensy 4.0 へ書き込みを実行します。無事に書き込みが終了したら「ボードへの書き込みが完了しました」というメッセージが表示されます。

4.2 Teensy 経由でESP-WROOM-02D のファームウェアの書き込み

Device Manager で COMポート番号を調べると、私の環境では COM3 でした。そこで Arduino IDE のメニューで ツール → シリアルポート を選択し COM3(Teensy) を選択します。Arduino IDE の メニューから ツール → ボードマネージャーで Teensy 4.0 を選択し、次に ツール → シリアルポート で COM3(Teensy) を選択します。

Arduino IDE の メニューから ファイル → 環境設定 を選択し、次に追加のボードマネージャーのURLの欄に下記のURLを指定する。 http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json

Arduino IDE の メニューから ツール → ボードマネージャー を選択し 次にesp8266 2.7.4 を選択し インストールします。同様に下記のパラメーターを設定し、Arduino IDE のメニューから マイコンボードに書き込むを実行しコンパイル および ESP8266 へ書き込みを実行します。

  • ボード: Generic ESP8266 Module
  • Flash Size : 2M (1M SPIFFS)
  • Flash Mode : QIO (fast)
  • Reset Method : ck
  • シリアルポート: COM3(Teensy) ← 環境に合わせる  

作業が無事に終了したら電源を一旦落とし、J1ピン& J2ピン (ESP-WROOM-02の書き込みモード制御) をオープンに戻し、12V 電源ケーブルを接続します。

当初 このステップでは ESP-WROOM-02 を使用していたのですが ESP8266が正常に反応していないというエラーでファームウェアの書き込みが正常に完了しませんでした。のりきゅうさんのアドバイスにより、ESP-WROOM-02D を使用して OnStep 基盤を作成し直したら正常に稼働するようになりました。


4.3 OnStepの書き込み

OnStep のライブラリーをダウンロードし展開します。Arduino IDE に OnStep.ino を読み込み、IDEのタブで Config.h を選択し Config.h 値を下記の通りに変更します (私の場合東南向きのベランダなので赤道儀は北東向きから南西向きに移動させる必要があります)

  • #define PINMAP MiniPCB2
  • #define MOUNT_TYPE GEM
  • #define LED_STATUS ON
  • #define ST4_INTERFAVE ON_PULLUP
  • #define SYNC_CURRENT_PIER_SIDE_ONLY OFF
  • #define MFLIP_SKIP_HOME ON
  • AXIS1_*, AXIS2_*  関連 の値は こちらの exelこちらの Web サイト で生成されたConfig.hの値に設定
  • #define AXIS1_DRIVER_REVERSE OFF (RA側のモーターはOFF)
  • #define AXIS2_DRIVER_REVERSE ON (実際にGPDに搭載して作動させたところ DEC側モーターの回転が逆になっていたので REVERSE ON)

Vixen GPD の例: ステップ角度 0.9、バイポーラー 4芯ケーブル、定額電流 0.9A 、電圧 5V の ステッピングモーターを使用し、タイミングプーリーで 1/2 に減速す予定なので下記のパラメーターを使用しました。

Config.h の編集が完了したら Teensy 4.0 への書き込みを実施します。

おもちゃ箱 (がらくた箱) をあさってみると、2002年ごろ購入した タカチ電機工業 SW型プラスチックケース SW100B がぴったしのサイズだったので、ケーブル用の穴をあけ OnStep コントローラーのケースにしてみました。


5 ステッピングモーターの試験

2020年9月23日 追記

試験に使用したステッピングモーター:

STEPPERONLINE
Nema17 Bipolar 0.9deg 36Ncm (51oz.in) 0.9A 5.4V 4 Wires
17HM15-0904S
-> STEPPERONLINEは残念ながらあまりお勧めしません
ORIENTAL MOTOR
Nema17 Bipolar 0.9deg 42Ncm 1.5A 3.2V 4 Wires    
PKP244MD15A2
-> ORIENTAL MOTORは安定度抜群です。高価ですがお勧めします

ステッピングモーターの試験を開始しました。当初 12V 1.5A のDC電源を使用していたのですが、ステッピングモーターの動きが不安定だったので、12V 3.8A のDC電源に変更したところ安定してきました。

もう一点改善した点は、OnStep コントローラー とステッピングモーターの接続の部分です。現在使用している Instein.eu OnStep コントローラー と同様に RJ45 – Ethernet Cable を使用しています。テスターで調べてみたところ、Instein.eu はモーターの制御 A1, A2, B1, B2 それぞれに 2つの Pin アサインしているようです。つまりそれぞれ 2本のCableで接続されているということです。そこで、私も同様の接続にしたところモーターの制御が安定しました。電流調整やCable太さが影響するようなので、実際に流れる電流が安定動作に影響していることは間違いありません。

ステッピングモーターをスムーズに回転させるための最終電流調整

以上2点によりステッピングモーターはなんとか回転するようになったのですが、最終的に安定した開始・回転・停止は実際の回転を見ながら電流調整を行った方がよさそうです。私の場合 GPD を使用して GoToを実施中に電流調整ねじを微妙に調整し最も安定したポイントを探りました。大きく回すと過電流が流れてモーターやモータードライバーを破損させてしまう可能性があるので、最新の注意を払ってください。下記の Video の前半部分の電流調整に示す通り、最終的に RA = 0.12A DEC = 0.12A となりました。

2020年10月5日 追記

1台目の OnStep Controller が無事に稼働したので、Backup 機として2台目を作成したのですが、こちらの方の電流調整の結果は RA = 0.40A DEC = 0.30A となりました。(なぜ違いが出るのかは不明です)

実際に、GPDに搭載してテストした結果STEPPERONLINE は電流調整を何度も行ったのですが、時々片方のモーターに脱調が発生しました。ところがORIENTAL MOTOR の方は常にRA DEC ともに安定していましたので高価ですがORIENTAL MOTOR をお勧めします。さすが Made in Japan ですね。

 


2020年9月22日 追記

Ubuntu が稼働している PC と Tennsy 4.0 の USB-Serial インターフェース を接続します。Ubuntu 上の INDI サーバーから Teensy 4.0 の microUSB (COM Port) にアクセスするために、Ubuntu 上で Serial Device を監視している Modem Manager を 停止する必要があります。私の場合 必要ないので削除しました。

$ sudo apt-get remove modemmanager

以上で Linux 上の KStars + Ekos から OnStep の コントローラーがアクセスできます。この続きの作業に関しては Linux KStarts+Ekos 導入 (備忘録) を参考にしてください、


購入したパーツ

記号
番号
パーツ名備考
OnStep 基盤1のりきゅう さん特製の OnStep 基盤 V2.0
Teensy 4.01スイッチサイエンス
(Teensy 4.0に付属のピンへダーは太目で丸ピンソケットに挿入できないので丸ピンソケット化するために ピンが付いていないもの 重要)
モータードライバ
DRV8825
2スイッチサイエンス
RA, DEC用
(DRV8825に付属のピンへダーは太目で丸ピンソケットに挿入できないので丸ピンソケット化するために ピンが付いていないもの 重要)
U4OKI-78SR 5V1スイッチサイエンス
DCモジュール
C1, C2コンデンサ
100μF
2秋月
耐圧25V以上
R6抵抗
330Ω
1秋月
LEDに適応する値
D1LED1秋月
ステータス用
J3, J4MINI-DIN4P コネクタ2秋月 ミニDINソケット4P 
J56極6芯モジュラ1秋月 6極6芯モジュラ 
J8DCINジャック1秋月 2.1mm標準DCジャック 
J6ピンへダー5P1秋月 拡張ピン用
J9ピンへダー 2P1秋月 電源ライン用
丸ピンソケット(1列) 8P4モータードライバ用
秋月 丸ピンICソケット(1列)
丸ピンIC連結ソケット(1列)8P4モータードライバ用
秋月 DIP連結ソケット(1列)
丸ピンソケット(1列) 14P2Teensy用
秋月 丸ピンICソケット(1列)
丸ピンIC連結ソケット(1列)14P2Teensy用
秋月 DIP連結ソケット(1列)
ケース1タカチ電機工業 SW型プラスチックケース SW100B
U1ESP-WROOM-02D1スイッチサイエンス
内蔵メモリ容量は2M
U3OKI-78SR 3.3V1スイッチサイエンス DCモジュール
ESP-WROOM-02D および 拡張ピンへ電源を供給
R1, R2, R3, R4, R5チップ抵抗
10KΩ
5秋月 超精密級 金属皮膜チップ抵抗器 2012 1/8W 10Ω 0.1% (5個入)
C4チップコンデンサ
0.1μF
秋月 チップ積層セラミックコンデンサー 0.1μF 25V F2012 (25個入)
J1, J2ピンへダー 4P1秋月
Teensy経由でESPにファームを書き込む際に、書き込みモードを制御するためのピンを引き出す

NGC253 (ちょうこくしつ座 渦巻銀河)

比較的明るい銀河なので、都市部郊外でも撮影することは可能です。KStars の Home Position は北極星なので、鏡筒は北向きから東へ、さらに西へと移動させ子午線で反転することになります。我が家の観測所は狭いので、赤道儀に任せて子午線越えのために反転させてしまうと、鏡筒が観測所の壁面にぶつかってしまいそこで終了してしまいます。したがって鏡筒を子午線越の西向きだと認識させる必要があるのですが、良い方法がわからず苦労しました。ようやく西向きだと認識させることができ、Plate Solving や PHD2 が正常に機能し始めた後撮影を開始しました。

撮影自体は順調だったのですが、赤道儀の設定で時間をとられてしまい、高度が低くなってからの撮影だったので、残念ながらディテールまで表現するのは難しい状況でした。

8/29/2020 2:54 – 8/29/2020 3:53 NGC253 (ちょうこくしつ座 渦巻銀河), CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI294MC, Gain 300、IDAS Nebula Booster NB1フィルター、180 sec x 8枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ

M33 (さんかく座 渦巻銀河)

比較的明るいM33 (さんかく座 渦巻銀河) を撮影してみました。火星を導入後M33に移動すれば、ほぼ問題なく導入できます。

AutoGuideは安定稼働するようになり天頂に近い位置だと Total RMS は 0.61秒に収まるようになってきました。これで AutoGuide の課題はほぼ解決したと思われます。

撮影自体は順調だったのですが、16枚撮影したところで鏡筒が観測所の内壁に当たってしまい撮影終了です。朝になって画像処理してみると、Darkを処理をしたにもかかわらずCompositした画像では、わずかにホットピクセルと思われる跡が点々と残って、また次の課題が出てきたようです。原因は以前撮影したDark画像を使いまわしているせいもあるので、後日Darkを再取得して再処理してみようと思います。

8/25/2020 1:27 – 8/25/2020 2:21 M33 (さんかく座 渦巻銀河), CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI294MC, Gain 300、IDAS Nebula Booster NB1フィルター、180 sec x 16枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ

再び M1 (おうし座 かに星雲)

自宅の簡易観測所では周りの家や街灯の位置の関係で、撮影できる時間帯と方向はある程度限定されます。したがって撮影が続くと同じ対象物ばかりになってしまいます。

最近は Linux版の Ekos+KStars メインに撮影していますが、QHYCCD カメラのサポートが十分でないのでメインのガイドカメラをQHY5IIからASI120MM-mini に変更しました。撮影してみるとPHD2のRMSは1.2秒程度で十分なのですが、実際撮影した画像では星が流れてしまいます。なぜだろうと2時間ばかり試行錯誤しました。 日中に ASI120MM-mini + QHYCCD ミニ・ガイドスコープ のフォーカス調整をベランダから見える鉄塔を使用したのですが、その後フォーカス調整をしていないことに気が付き、星を使用してフォーカス調整をやり直したら流れなくなりました。やれやれこれでようやく撮影を開始することができましたが、夜明けまじかになってしまったので、撮影できたのは10枚程度です。しかし画質はあきらかに向上してきました。IDAS Nebula Booster NB1フィルターは強力ですね。

フォーカス調整後は Total RMS は 0.71秒 と結構安定してガイドしていました。

8/22/2020 3:17 – 8/22/2020 4:00 M1(おうし座 かに星雲), CFP200 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI294MC, Gain 300、IDAS Nebula Booster NB1フィルター、180 sec x 10枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ

久しぶりの M1 (おうし座 かに星雲)

コロナ禍が始まった 2020年3月21日 に撮影して以来5ケ月ぶりになります。

赤道儀のバランス崩しもかなり有効だとわかりましたので、AutoGuideもかなり安定してきました。しかしながら日中突然雨が降るような天候だったので、夜になっても湿度が非常に高く、撮影した画像はかなり眠いものになっています。

8/13/2020 3:22 – 8/13/2020 3:54 M1(おうし座 かに星雲), GS200RC + RC 0.67x レデューサー・フラットナー, 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI294MC, Gain 120、IDAS Nebula Booster NB1フィルター、300 sec x 6枚、Flat補正、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ

2020年8月14日 追記

Kasai Field Flattener を使用して M1 を撮影してみました。縞ノイズが盛大に出てしまったので、DeNoise AI で かなり強めに Noise Reduction をかけています。 それでも Noise は残っているので元画像の画質を向上させる工夫をしないと駄目なようです。

8/14/2020 2:58 – 8/13/2020 4:05 M1(おうし座 かに星雲), GS200RC + Kasai Field Flattener, 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI294MC, Gain 120、IDAS Nebula Booster NB1フィルター、300 sec x 14枚、Flat補正なし、SIでデジタル現像後、階調補正、トリミング 撮影場所:自宅のベランダ

惑星(木星, 土星, 火星)

本格的な夏到来ですが、若干風があり Guide がぶれています。応急の対策としてImage size を 640×480 にして FPS (Frames Per Second) が 100 以上になるようにしてみました。結果として安定して撮影ができるようになったと思います。また導入が容易になったので効率的な撮影ができるようになりましたが、やはり画像処理には時間がかかります。仕方がないので最近はPCの能力に頼って、撮影しながら画像処理をしています。

08/10/2020 23:24 TAKAHASHI μ-210 , 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI385MC, IR CUT フィルター、 TeleVue BinoVue 2x合焦レンズ にて拡大, Windows10 SharpCap 3.2 (64Bit) シャッタースピード 8.0ms, Gain 400, 5000 フレーム を Quick Capture, Autostakkert3+Registax6 , 撮影場所:自宅のベランダ

08/10/2020 23:45 TAKAHASHI μ-210 , 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI385MC, IR CUT フィルター、 TeleVue BinoVue 2x合焦レンズ にて拡大, Windows10 SharpCap 3.2 (64Bit) シャッタースピード 30.0ms, Gain 400, 5000 フレーム を Quick Capture, Autostakkert3+Registax6 , 撮影場所:自宅のベランダ

08/11/2020 1:08 TAKAHASHI μ-210 , 赤道儀 G11+OnStep+Linux版 KStars, ASI385MC, IR CUT フィルター、 TeleVue BinoVue 2x合焦レンズ にて拡大, Windows10 SharpCap 3.2 (64Bit) シャッタースピード 2.3ms, Gain 400, 5000 フレーム を Quick Capture, Autostakkert3+Registax6 , 撮影場所:自宅のベランダ