ポータブル赤道儀 (スカイメモs)

2016年4月に頚椎症の手術を受けましたが、その後のリハビリのおかげで支障なく日常生活を送れるようになりました。とは言っても、手や足の運動神経や感覚神経は損傷したままで完治したわけではないので、走ったり重いものを運んだりするとバランスを崩し転びそうになります。 赤道儀や望遠鏡は重量があるので, 最悪の事態を避けるためにベランダに常設したままにしています。 ところで最近インターネットで、ポータブル赤道儀の選択しも増え、値段も落ち着いてきたことを知り軽量移動用撮影セット(ポータブル赤道儀)を組み立ててみました。

一番時間がかかったのは、赤緯および赤経の目盛環の作成です。手持ちのLOSMANDY G11の目盛環を参考にしてMicrosoft Office Excel の罫線の機能を使用して作図しました。 (目盛環のダウンロード

ポータブル赤道儀以外はすべて手持ちの機材なので総額4.5万円程度で済みました。 しかし総重量が 5Kg もありVelbon三脚の推薦荷重 2.5Kg を大幅に超えていますので、脚は伸ばさないで使用するほうが無難なようです。

ポータブル赤道儀

  • Kenko スカイメモS (red)
  • 微動台座 & アリ型プレート
  • バランスシャフト & ウエイト(1Kg)
  • MyArmor クイックリリース&クランプアダプター(Amazon)

三脚および運台

  • Manfrotto 410 ギア雲台
  • Velbon Geo Carmagne E433

撮影機材およびオートガイド用カメラ

  • CANON EOS Kiss X5 (新改造)
  • CANON EF70-200mm F2.8L USM
  • サインソニック CCTVレンズ 50mm F1.4 + QHY5II Mono

2017年2月1日 追記

南側のベランダは北極星が見えないので、ビクセンの ポーラメーターを用いて三脚を簡易的に設置しオートガイドの動作検証を実施しました。 PHD2の設定で(1) ガイド鏡の焦点距離 50mm, (2) 赤緯 (DEC)ガイドモードのoff にした後, キャリブレーションステップをPHD2に計算させると 7,200 ms となります。 以前の1,500ms と比較してキャリブレーションのステップの時間が大幅に伸びますが、赤経のみのキャリブレーションとなりますので、 結果的に焦点距離 200㎜のガイド鏡の時に比べ2倍強程度長くなったぐらいで済んでいます。

phd2setting

PHD2のグラフでは赤経(RA)は0.25Pixel以内で収まっていますが、赤緯(Dec)は正確に極軸を合わせていないので時間とともにずれていきます。 これについてはManfrotto 410の水平方位のつまみを調整することにより赤緯のずれを修正することができますので北極星が見えない場所でも十分ガイドできそうです。

FOVpp (Field of View per pixel) を計算してみたところ、 CANON EF70-200mm F2.8L USM を装着したEOS Kiss X5で撮影する場合にはFOVppの比率が 1/5 程度ですからこのガイド鏡で十分ガイド可能なようです。

FOVpp (秒角) = ( 206 ×素子のピクセルサイズ (μm)) ÷ 焦点距離 (mm)

fovpp