SharpCap 3.1によるLive Stack

久しぶりに晴れそうだったので早起きして、初めて SharpCap 3.1 による Live Stack を試してみました。

シャッタースピード 3 sec で、それぞれ 5 フレーム、 20 フレーム、 60 フレーム ほどスタッキングした画像です ( SI7でレベル補正した後の画像 )。スタッキングの枚数が増えれば画質が向上しましたが、明るさは同じぐらいなので、何か間違えているような気がします。確かにLive Stack 中のM42 の明るさはどれも同じよう感じで、スタッキングの枚数が増えても M42 が浮き上がってくるという感じではありませんでした ( 残念!)

今日は夜が明けて明るくなり時間切れとなってしまいましたが、次回はシャッタースピードを 3 sec から4 sec にするか、ゲインを 244 から 300 以上に上げてもう一度試してみたいと思います。

SharpStack_15secSharpStack_60secSharpStack_180s08/31/2018 4:15 – 4:30 TAKAHASHI FS-60C (CB改造) , AZ-GTi 経緯台 (恒星追跡モード),  ASI385MC, IR CUT フィルター、 BORG 7885 + AstroStreet GSO 0.5x レデューサー, シャッタースピード 3 sec , Live Stack モード, SI7 にてレベル補正実施 , 撮影場所:自宅のベランダ

多段レデューサーによる合成縮小率 と画質

FS-60C (CB改造) に BORG 7885  (0.85x) + AstroStreet GSO 0.5x レデューサー を装着するとf/355 mm x 0.85 x 0.5 = f/151 mm となりそうですが、実際にはレンズの位置により縮小率は変わってきます。 いつも鉄塔を使用して実際の焦点距離を測ると f/355 mm が f/240 mm になっていました。したがって実際の合成縮小率は 0.68x 程度だと考えています。

下記の画像はベテルギウスをシャッタースピード3sec で撮影した1ワンショットの画像です。無謀な多段レデューサーのシステムですが、鏡像は全体的にフラットのようなので、実用に耐えうるレベルだと思います。

ただし M42 の画像で判明しているように、レベル補正を強めにかけると左上にゴーストが目立つようになりますので、0.5x レデューサーの影響ではないかと考えています。

04_01_19_20180831_Betelgeuse_120008/31/2018 4:15 – 4:01 TAKAHASHI FS-60C (CB改造) , AZ-GTi 経緯台 (恒星追跡モード),  ASI385MC, IR CUT フィルター、 BORG 7885 + AstroStreet GSO 0.5x レデューサー, シャッタースピード 3 sec , ワンショット画像、  SI7 にてレベル補正実施 , 撮影場所:自宅のベランダ

Electronically Assisted Astronomy (EAA)

EAA を目的として AZ-GTi の活用方法を試行錯誤していますが、これまでのテストを 備忘録としてまとめておきます。

望遠鏡・架台の設置

我が家のベランダからは北極星が見えません。毎回架台を室内からベランダに持ち出して設置するすることを想定しているので、手っ取り早く極軸合わせをする方法として、手持ちのビクセン ポーラメーターを利用することにしました。

  1. ポーラメーターの水準器が水平を示すように望遠鏡を上下に傾けます。
  2. その次にポーラメーターの磁石が北を示すように AZ-GTi を回転させます。以上の簡単な作業により、望遠鏡を北極星に向けます。

補足情報:水平回転がスムーズになるように、ホームセンターで M12 のロングねじとM12ナットを購入し手持ちのビクセン 1.9Kg ウェイトでパランスをとっています。

M12 のロングねじ:寸切ボルト 鉄/ユニクロメッキ M12×235mm ピッチ 1.75mm  および M12ナット ( 合計 約300円 )

AZ-GTi_FS60C_1

望遠鏡を水平位置に設置

3. ポーラメーターを取り外し、水準器を取り付け望遠鏡を水平なるように上下に回転させます。 この位置が望遠鏡の初期ポジションとなります。

 

AZ-GTi_FS60C_2

EAA によるお手軽観望を目指して

AZ-GTiと Sky Safari による自動導入 に手順に従って WiFi の接続、SynScan Pro でアライメントの実施し、Sky Safari による自動導入を実施します。

対象の星雲あるいは星団の自動導入が完了したら、ASI 385MC と SharpCap を使用して電子観望をします。 事前に PHD2 によるオートガイドを テストしていますので、必要であれば活用することが可能です。 まだ SharpCapのLive Stack の機能を理解していないので、これから実験しながら EAA を目指します。

月 (月齢 9.7)

最近は少し涼しくてよいのですが、雲が多くなかなか撮影の機会に恵まれません。AZ-GTi に FS-60C を搭載し、雲の切れ目を狙ってお気楽撮影をしてみました。撮影方法は惑星と同じです。

21_20_12_2018082108/21/2018 21:21 TAKAHASHI FS-60C (CB改造) , AZ-GTi 経緯台 (月追跡モード),  ASI385MC, IR CUT フィルター、 BORG 7885 + AstroStreet GSO 0.5x レデューサー, シャッタースピード 20ms , 5000 フレーム, Autostakkert3+Registax6 , 撮影場所:自宅のベランダ

AZ-GTiと Sky Safari による自動導入

いつも貴重なネタを提供していただいている方のブログで AZ-GTi の紹介記事を拝見し、お手軽観望に最適な機材の予感がしましたので、さっそく試してみました。

SynScan WiFi を導入する際に 既に Android 6.0 タブレット  (Nexus 7 2013) に SynScan Pro とSkySafari 5 plus を導入済みなので、 今回は一部のパラメーター設定することですんなり動作しました。本日は天候が悪く実際の星を使ってテストしたわけではありませんが、赤道儀より扱いやすいと思います。時間がとれたらオートガイドが可能かどうか調査したいと思います。

使用方法の概略

取扱説明書に従って AZ-GTi を組み立てます。鏡筒 FS-60C (CB改造) をホームセンターで購入したステンレスL型アングルプレートで装着します。

IMG_0571

1.  Android タブレットのWiFi の設定で AZ-GTi のSSID を選択します。その際に詳細設定の選択し IPアドレスの情報を入手しておきます。

Screenshot_20180813-152415

2.IP アドレスは 192.168.4.2  でした。

Screenshot_20180813-152428

3.SynScan Proを立ち上げ、 接続するを選択します。

Screenshot_20180813-152609

4. 初回は赤道儀か経緯台か聞かれるので、経緯台を選択します。接続後メインメニューに戻り、アライメントを選択したのち 2-Star Alignment あるいは Bright Star Alignment を行います。

Screenshot_20180813-152625

5.次にSky Safariを起動し、Settings のメニューから Telescope → Setup を選択し接続のための情報を入力します。1台の Android 6.0 上でSynScan Pro と SkySafari 両方を稼働させる場合,  IP アドレスとして ループバックアドレス(127.0.0.1) を使用することが可能ですが、2台の機器で稼働させる場合はステップ2で取得した IPアドレスを指定します。 (既に設定済みの場合はこのステップをスキップ)

Screenshot_20180813-152724

6.  Sky Safari のConnect ボタンを選択すると Sky Safari 5 Plus → SynScan Pro → AZ-GTi 経由で接続されます。あとは、対象物をポイントして正しく認識されたら、GoToボタンで自動導入するだけです。

Screenshot_20180813-152801

2018年8月14日 追記

PHD2 によるオートガイドを実験してみました。結論からいうと可能です。私の AZ-GTi はまだ経緯台モードなのでオートガイドまでは実施していませんが、PHD2からAZ-GTiのマウントが接続できて、キャリブレーションまで進むことができました。つまりPHD2がWiFi経由で正常に通信できているということになります。

方法:

1. AZ-GTi 内臓のWiFi を利用する場合:オートガイドのガイドケーブルをRJ12のコネクターをAZ-GTi のハンドコントローラーのポートに接続する。

SynScan WiFi を利用する場合: SynScan WiFi はAZ-GTi 内臓のWiFi と同じ機能のものです。SynScan WiFi をAZ-GTi のハンドコントローラーのポートに接続する。その際にケーブルはSynScan WiFiに同梱されているRJ45 – RJ12のケーブルを使用する。RJ45のコネクターをSyncScan WiFi のポートに、RJ12のコネクターを AZ-GTi のハンドコントローラーのポートに接続する。(補足:この方法はKenko Explorer SE II にSynScan WiFi を接続する場合に利用できるので、一応試してみました)

IMG_0572

2. Windows 版のSynScan Pro を入手しWindows PC に導入する。
https://inter-static.skywatcher.com/downloads/synscanpro_windows_191.zip

3. ASCOM Driver for SynScan App Version 1.2.2 を入手しWindows PC に導入する。

https://inter-static.skywatcher.com/downloads/setup_synscan_app_ascom_driver_version_122.exe

4. SynScan Pro for Windows を立ち上げ、 AZ-GTi (または SynScan WiFi) に接続する。PHD2 を立ち上げて機器のプロファイルのマウントのパラメターに SynScanMobile Telescope (ASCOM) を設定する。

AZ-GTi_PHD2

5.オートガイドに使用する恒星を選択しガイドを選択するとキャリブレーションが始まる。以下は通常の PHD2 でオートガイドをする手順と同じ。

2018年8月26日 追記

Sky Safari による自動導入の機能をそのまま維持したかったので、PHD2によるオードガイド用としてハンドコントローラー用にポートに SynScan WiFi を接続し別系統の通信経路を確保しました。補足ですが AZ-GTi の WiFi を使用してもオートガイドは動作します。

下記のPHD2のスクリーンショットは経緯台の設置 (AZ-GTi を水平に設置) でオートガイドした場合の状態です。約2.6秒の範囲で補正が行われています。(ガイド鏡  f/130mm )

AZ-GTi_経緯台_WiFi_autoguide

下記のPHD2のスクリーンショットは赤道儀の場合と同様に極軸を合わせた状態 でオートガイドした場合の状態です。約1.2秒の範囲で補正が行われています。確かにこちらのほうが精度は上がりますが、お手軽モードではなくなりますのでここまでは必要ないかなという感じです。(ガイド鏡  f/130mm )

AZ-GTi_WiFi_autoguide1