Losmandy G11 OnStep 実環境での検証

ガイドケーブルの OnStep の ST4ポートに接続忘れ、ガイドスピードの恒星 x0.5 に設定忘れ、種々の問題はありましたが、最終的に INDI+Ekos 環境で 400x GoTo 機能, Plate Solving, PHD2 Drift alignment, PHD2 Auto Guiding, Camera seaquence … 等々 を何とか検証することができました。

撮影中に子午線に到達してしまい作業がストップしてしまったので情けない画像になってしまいましたが、 まずは 比較的安価に 非GoTo 仕様の 赤道儀を GoTo 仕様にするという所期の目的を達成すことができたので良かったと思います。

BKP130, ASI294MC, Gain 300, Exp 180sec の M1 (かに星雲) です

Losmandy G11 の OnStep 化

スペインからOnStepのMain Drive と Stepping Motor が到着したので、早速装着し動作テストを実施しました。

既存の Losmandy G11 の Digital Drive Board と Stepping Motor を取り外し OnStep 用のMain Drive と Stepping Motor に交換します。

Android 端末にOnStep Controller2 をInstall し 192.168.0.1:9999 にアクセス後、Location と Local Time(UTC +9:00) を設定します。

試しに GoTo 機能を使用して Capella に移動します

GoTo機能が正常に作動しているか確認するために、今まで使用していた Encoder + Nexus + SkySafari を使用します。SkySafariをNexus 経由でG11に接続したのち、 同様に Capella を使用して Alignment を行い位置合わせをします。

次に Android 端末上の OnStep Controller2 の GoTo 機能を使用して Algol に移動します

OnStep の GoTo により SkySafari のターゲットが Capella から Algol に移動するのが SkySafari の画面でも確認できました。OnStep Mail Drive と Stepping Motor は正常に機能しているようです。

次に INDI + Ekos から OnStep を制御可能となるように設定します。通常は INDIサーバー と OnStep のコントローラー は WiFi 経由で接続するようですが、これまでの経験からUSB接続のほうが安定しているので、USBケーブルで接続することにします。INDIサーバー側の設定は Device として LX200 Classic を選択し Port として USB を設定すれば正常に接続されます。

あとは実環境でこれまで使用してきたINDI + Ekos の機能が Losmandy G11 OnStep マウントが利用できることを確認すればよいのですが、あいにくの天候なのでもう少し後になると思います。

今回使用した OnStep の参考資料

ナローバンド撮影 (月齢 16.3)

フィルターホイールには 36mm の Ha 7nm, OIII 8.5nm, SII 8nm を搭載しているのですが画像処理に慣れていないので普段は活躍していません。さすがに月齢 16.3 だと明るすぎて カラーカメラでの通常の撮影は難しいと思いナローバンド撮影の練習をしてみました。撮影条件は BKP130, ASI294MC, HEQ5 を使用してGain 300, 露出時間 300 sec で各10枚ずつ撮影したものを合成してあります。合成した画像を見る限り露出時間を延ばすか、撮影枚数を増やす必要がありますね。 おまけに光芒が2重になっているし・・・

AOO合成

SAO合成

Hα モノクロ画像

Losmandy G11 の OnStep プロジェクト開始

Raspberry Pi 3 Model b+ に StellarMate を導入し自動導入 のテストを実施、現在は ThinkPad 上にINDI+Ekos の環境 を構築し安定した撮影環境に移行しましたが、この環境は自動導入 (GoTo 赤道儀) が前提となります。したがって、赤道儀には Kenko Explorer II (HEQ5) を使用しています。メインの赤道儀である Losmandy G11 は Encoder (12288 steps) + AstroDevices Nexus + SkySafari の手動導入なのでこの環境に移行できません。

私自身 2002年9月ごろに Losmandy GM8 を SkySensor 2000 PC を使用して GoTo 赤道儀化したのですが、新規プロジェクトに SS2000PC は難しいと考え他の方法を調べてみたところ、OnStep という Project が進行中であることがわかりました。 2017年ごろから Howard Dutton 氏によって Losmandy G11 の GoTo Mount 化 が開始され、現在では OnStep Project として様々な赤道儀のOnStep化のための情報交換が行われているようです。さらに都合のよいことに OnStep は INDI の Device としてもサポート されているようです。

これは改造前のG11ですが、改造に必要なパーツである OnStep (Stepping motor のコントローラーボード) 、Nema Stepping motor (0,9º Step size, Holding torque: 3.6Kg.cm) 等を発注したので、今月中には到着すると思います。到着次第 OnStep 化に着手する予定です。

BKP130 プチ改善後の初撮影

現在使用しているBKP130のスパイダーマスクおよび鏡の爪隠しは2016年購入時に即席で作成したものだったので、スパイダーの光芒はCFP200と比較してあまりきれいではありません。最近INDI+Ekos システムに移行してBKP130をメインに使用していますので、新年早々 スパイダーマスクおよび鏡の爪隠しを再作成しました。撮影時間がいつもの深夜~早朝と違ってゴールデンタイムだったので画質はそれほど良くはありませんがスパイダーの光芒は改善されました。次の課題は光害地でのカラーバランス補正です。

1/3/2020 20:20-21:00 オリオン大星雲 (M42) , BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, C フィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、感度 100、300 sec (1×1ビニング) x 6枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

1/3/2020 20:55-21:45 馬頭星雲 (IC 434) , BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, C フィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、感度 200、300 sec (1×1ビニング) x 10枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

M51 (子持ち銀河)

何度かM51を撮影していますが、本年はこれで最後になりそうです。KStar+Ekos のシステムは非常に安定していて Plate Solving も撮影準備の時間短縮に大幅に役立っています。

12/24/2019 3:30-5:30 子持ち銀河 (M51) , BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, C フィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、感度 300、300 sec (1×1ビニング) x 20枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

カメラレンズ使用時のピント合わせ

広角で撮影したい場合は、カメラレンズを使用することになります。しかし目視でのピント合わせは結構難しいので、これまで撮影には使用していませんでした。最近、透明のバーティノフマスクだとピントが合わせやすいと伺ったので早速試してみました。

レンズは CANON EF70-200mm F2.8L USM で カメラは ASI385MC、焦点距離を 70mm に設定し、 BKP130 の上部に親子亀方式で搭載しました。まずは INDI +Ekos の Plate Solving で Sirius を導入します。

透明のバーティノフマスク をセットしピント合わせを実行。望遠鏡使用時と同様に簡単にピント合わせができました。

月が明るいうえにすでにオリオンは視界から外れていましたので、Procyonを導入し 露出 30sec で10枚ほど試し撮りをしてテストを完了です。これで 70mmから 2,000mm 超えの望遠まで このシステムでカバーできそうです  (^_^)

12/8/2019 4:50 – 5:00, Procyon , CANON EF70-200mm F2.8L USM で 焦点距離を 70mm に設定, 赤道儀 HEQ5, ASI385MC Pro, IDAS LPS-V3フィルター、感度 200、30 sec (1×1ビニング) x 10枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ