Losmandy G11 OnStep 実環境での検証

ガイドケーブルの OnStep の ST4ポートに接続忘れ、ガイドスピードの恒星 x0.5 に設定忘れ、種々の問題はありましたが、最終的に INDI+Ekos 環境で 400x GoTo 機能, Plate Solving, PHD2 Drift alignment, PHD2 Auto Guiding, Camera seaquence … 等々 を何とか検証することができました。

撮影中に子午線に到達してしまい作業がストップしてしまったので情けない画像になってしまいましたが、 まずは 比較的安価に 非GoTo 仕様の 赤道儀を GoTo 仕様にするという所期の目的を達成すことができたので良かったと思います。

BKP130, ASI294MC, Gain 300, Exp 180sec の M1 (かに星雲) です

ナローバンド撮影 (月齢 16.3)

フィルターホイールには 36mm の Ha 7nm, OIII 8.5nm, SII 8nm を搭載しているのですが画像処理に慣れていないので普段は活躍していません。さすがに月齢 16.3 だと明るすぎて カラーカメラでの通常の撮影は難しいと思いナローバンド撮影の練習をしてみました。撮影条件は BKP130, ASI294MC, HEQ5 を使用してGain 300, 露出時間 300 sec で各10枚ずつ撮影したものを合成してあります。合成した画像を見る限り露出時間を延ばすか、撮影枚数を増やす必要がありますね。 おまけに光芒が2重になっているし・・・

AOO合成

SAO合成

Hα モノクロ画像

BKP130 プチ改善後の初撮影

現在使用しているBKP130のスパイダーマスクおよび鏡の爪隠しは2016年購入時に即席で作成したものだったので、スパイダーの光芒はCFP200と比較してあまりきれいではありません。最近INDI+Ekos システムに移行してBKP130をメインに使用していますので、新年早々 スパイダーマスクおよび鏡の爪隠しを再作成しました。撮影時間がいつもの深夜~早朝と違ってゴールデンタイムだったので画質はそれほど良くはありませんがスパイダーの光芒は改善されました。次の課題は光害地でのカラーバランス補正です。

1/3/2020 20:20-21:00 オリオン大星雲 (M42) , BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, C フィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、感度 100、300 sec (1×1ビニング) x 6枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

1/3/2020 20:55-21:45 馬頭星雲 (IC 434) , BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, C フィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、感度 200、300 sec (1×1ビニング) x 10枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

M51 (子持ち銀河)

何度かM51を撮影していますが、本年はこれで最後になりそうです。KStar+Ekos のシステムは非常に安定していて Plate Solving も撮影準備の時間短縮に大幅に役立っています。

12/24/2019 3:30-5:30 子持ち銀河 (M51) , BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, C フィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、感度 300、300 sec (1×1ビニング) x 20枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

IC434 (馬頭星雲) LRGB合成

12月4日に撮影した馬頭星雲はカラーバランスが悪く失敗作だったので、撮影しなおしてみました。

Siriusを導入し、フォーカスを調整

Clear Filter を使用し Color 画像を300sec x 5枚撮影後、Hα フィルターで Hα 画像を 600sec x 5枚撮影しました。

HαをL画像、Clear Filter を RGB画像 としLRGB合成した結果の画像です。Hα画像のおかげで全体にシャープな画像になりましたが、カラーバランスはまだまだ改善の余地があります。

12/8/2019 2:50 – 4:10, 馬頭星雲, BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (3℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, Cフィルター + LPR-N フィルター、感度 200、300 sec (1×1ビニング) x 5枚、 Hα フィルター + LPR-N フィルター 、感度 200、600 sec (1×1ビニング) x 5枚 、LRGB 合成、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

KStars + Ekos で撮影

Linux 環境の設定がほぼ完了したので実践で確認しています。画像処理は Windows 環境で行っていますが、導入・撮影 は Linux + iPhone のみで実施していますので安定しています。

まず最初に Ekos 開始し必要なDeviceを立ち上げる

望遠鏡を Sirius 方向に移動し Solver を実施

SkySafari から Sirius に Goto で移動 し位置を補正

Sirius が中心に表示されたら Focus Check を実施

NGC2023 に Goto で移動

Solver で位置補正を実施

PHDでAuto Guidingの準備

PHDのAuto Guidingが安定したらEkos のGuider とPHDを接続する

馬頭星雲の Capture Sequence を指定し実行

M42 にGoto で移動し Auto Guiding を実行

M42 の Capture Sequence を指定し実行

バラ星雲 にGoto で移動し Auto Guiding を実行

バラ星雲 の Capture Sequence を指定し実行

結局 0:00 ごろから 6:00 ごろまでかかって撮影した画像はこちらです。撮影自体は順調でしたが露出時間の設定が最適ではなくカラーバランスに失敗しました。

12/4/2019 1:42 – 2:48, 馬頭星雲, BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, Cフィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、感度 300、300 sec (1×1ビニング) x 10枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

12/4/2019 3:23 – 3:32, M42, BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, Cフィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、感度 300、60 sec (1×1ビニング) x 10枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

12/4/2019 4:16 – 5:12, バラ星雲, BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, Cフィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、感度 300、300 sec (1×1ビニング) x 9枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

2019年12月5日 追記

昨日のバラ星雲はすでに夜が明ける直前だったので、本日再度撮影しました。今回はのバラ星雲は Hα フィルターを使用したので Gain 570 (最大値) に設定してあります。したがって 300 sec の露出時間でも派手にアンプノイズが出ていましたが、12月9日にDark 補正を実施した画像と差し替えました。

12/5/2019 3:13 – 3:57, バラ星雲, BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, Hα (7nm) フィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、感度 570、300 sec (1×1ビニング) x 9枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

Hαの画像とColor 画像を LRGB 合成してみました

12/5/2019 4:8 – 5:38, M51, BKP130 + TS-Optics NEWTON Coma Corrector (0℃), 赤道儀 HEQ5, ASI294MC Pro, C フィルター+ IDAS LPS-V3フィルター、感度 300、300 sec (1×1ビニング) x 14枚をコンポジット、 SIでデジタル現像後、階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

KStars+Ekos を使用した Plate Solver

オヤジさんとT-Studioさんに KStars+Ekos に含まれる Plate Solver のノウハウを教えていただいたので、早速テストしてみました。

  1. Ekos に接続した iPhone 上の SkySafari から Sirius を Point して GoTo
  2. Ekos の Alignment 画面 で ASI294MC の x4 Binning mode に設定
  3. Solver Control 画面で Capture & Sync を実行

わずが 2秒で Solver を完了し望遠鏡の位置をSyncしてくれました。ポイントはBinning mode の小さめの画像を使用することと、Local にInstallした Astrometry.net をすることのようです。これまでは Losmandy G11 を使用して手動で恒星を導入し、ATPで撮影しながら中心に移動していたので、 Alignment 作業に30分程度かかっていたのがわずか 2秒で完了です。

PHD2 の Calibration を始めたところでまた雲がどんどん流れてきたので、本日のテストはこれまでとし撤収 しました。(電源をOff にして観測所の蓋をするだけです)