ASI294-MC Pro First Light

現在使用している星雲撮影用のカメラは、2013年に購入した EOS Kiss X5 (新改造) とATIK 383L (モノクロ) です。デジタルカメラは画角も広いしカラーなので便利なのですが、最近の天体撮影専用のCMOSカメラに比べ感度が劣ります。今回 5年ぶりにカラー撮影用の機材を更新することにしました。11月にASI294-MC Pro を発注し、12月3日に到着していたのですが、天候が不安定なのでなかなかテストができず、本日ようやく試すことができました。

撮影には APT V3.57 を使用しています。状況を音声で教えてくれるのがかわいいですね。フィルターには IADS LPS-V3 を使用しています。

12/15/2018 23:00 オリオン大星雲 (M42) ,  GS200RC, 笠井 RC用0.75レデューサー・フラットナー使用, IADS LPS-V3 を使用, 赤道儀 Losmandy G11, ASI294-MC Pro, 120sec x 10枚コンポジット、感度 300, SIでデジタル現像後 階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

RC用0.75レデューサー・フラットナーと ASI294-MC のバックフォーカスは 75mm となっています。周辺の収差は何とか満足できるレベルですが、EOS Kiss X5 の時は 69mm だったので、もう少し短くしたほうが良いかもしれません。

外気温は摂氏6度まで下がり、結構寒いので急いで M42 の近くのお馬さんを撮影してみました。公害地ではさすがに IADS LPS-V3 だけでは厳しいです。明け方は0度近くまで下がりましたの寒いです。

12/16/2018 24:00 馬頭星雲と燃える木, GS200RC, 笠井 RC用0.75レデューサー・フラットナー使用, IADS LPS-V3 を使用, 赤道儀 Losmandy G11, ASI294-MC Pro, 120sec x 1枚、感度 300, SIでデジタル現像後 階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

今夜はとりあえずテストなので IADS LPS-V3 に Fuji Film SC 64 を重ねて簡易Hα とし、露出時間を 600sec さらに 900sec まで延ばしてみました。コーストが盛大に発生していますので良い画像とは言えません。やはりフィルターはちゃんとした品質ものを使用するほうが画質が良いです(当たり前ですが)

12/16/2018 1:00 馬頭星雲と燃える木, GS200RC, 笠井 RC用0.75レデューサー・フラットナー使用, IADS LPS-V3 + Fuji Film SC64 を使用, 赤道儀 Losmandy G11, ASI294-MC Pro, 600sec + 900sec x 2枚、感度 300, SIでデジタル現像後 階調補正、 撮影場所:自宅のベランダ

鏡筒のバランスが完全でなかったのか、オートガイドはいつもよりはブレが大きいです。

エスキモー星雲 (NGC2392) – 月齢19.5

なかなか晴れる日が少ないので、すぐ横で月が奇麗に輝いていて非常にチャレンジングであることは十分承知の上で、機材調整の目的で撮影してみました。フォーカスはほぼ合っています。

ところが実際の写真はシャープさに欠けるし、カラーバランスは崩れているし、なかなか難しいですね。エスキモー星雲はもっと長焦点の鏡筒のほうが向いているようです。おまけに鏡筒がかなり濡れていたので、晴れている割には相当湿度が高かったようです。

11/28/2018 4:30 – 5:10  GS200RC, 笠井 RC用0.75レデューサー・フラットナー使用, 赤道儀 Losmandy G11, EOS Kiss X5 (新改造), 150sec x 10枚コンポジット、SI7で画像処理したのちx2ソフトビニング、ISO800, 撮影場所:自宅のベランダ

オートガイドだけは最近絶好調です。

かに星雲 (M1) – 再挑戦

前回のかに星雲は詳細なフィラメント構造が全く写っていなかったので、今回は EOS Kiss X5 を使用し、ISO800 でシャッタースピードを長めにして撮影してみました。フラット画像とダーク画像を撮影していなかったので明るさのむらとホットピクセルがありますが、前回より画質が大幅に向上しています。

11/21/2018 3:30 – 4:30  GS200RC, 笠井 RC用0.75レデューサー・フラットナー使用, 赤道儀 Losmandy G11, EOS Kiss X5 (新改造), 240sec x 12枚コンポジット、SI7で画像処理したのちx2ソフトビニング、ISO800, 撮影場所:自宅のベランダ

横浜は明け方に向けて気温が下がりましたが、湿度は高めで鏡筒フードが夜露でかなり濡れていました。風はなくガイドは順調でした。

電子ファインダー

最近は雲が多い日が続いていますので、ゆっくり観望というわけにはいきません。そんな時はネットを徘徊して面白いネタ探をしています。今年5月に ASI385MC を購入したのですが、惑星のシーズンが終わると出番が減少してしましました。そのうえ私の不注意により1ケ月の入院 (修理) となってしまいましたので さらに出番がなくなっています。そこでさらなる活用を模索するために、電子ファインダーの実験をしてみました。ASI385MC + 50mm Cマウントレンズ (実際にはF/47mm) の場合、 計算すると画角は 8.8° x 5.0° となるようなので、光学式のファインダーと同程度のようです。

20181118_ASI386MC_finder

光学式のファインダーを電子ファインダーに交換して M42 を導入してみました。ASI385MCは高感度なので、1 sec の露出で下記ように写るので、確かに狭いところではファインダーをのぞくよりはかなり楽ですね。 次の惑星のシーズンまではこのスタイルで行こうと思います。(惑星撮影にはASI385MCが必須なので)

20181118_ASI386MC_finder_M42

冷却CCDは画像処理が面倒なのと時々雲が流れているので、短時間で撮影できるEOS Kiss X5 を使用しました。

11/18/2018 3:30 – 4:40  GS200RC, 笠井 RC用0.75レデューサー・フラットナー使用, 赤道儀 Losmandy G11, EOS Kiss X5 (新改造), 120sec x 15枚コンポジット、ISO800, 撮影場所:自宅のベランダ

かに星雲 (M1) – 失敗の巻き

アルデバランからたどって、かに星雲の導入はできたのですが、120sec のシャッタースピードではあまりにも淡くてまともな像になりませんでした。カラーバランスの調整も難しいです。

2018-11-03_ASI383MC_120sec_composit_M111/03/2018 3:40 かに星雲 (M1) ,  CFP200/F800,  赤道儀 Losmandy G11,  ASI385MC +MPCC MARK3 , IR CUT フィルター, シャッタースピード 120 sec  x 10 フレーム by  SharpCap 3.1  (合計露出時間 1200 sec),  SI7 にてコンポジット+レベル補正実施 , 撮影場所:自宅のベランダ

オリオン大星雲 (M42) – ASI385-MC

不注意から、ASI385-MCを三脚とともに転倒させてしまい、USBケーブルのコネクター部分を破損させてしまったので、中国本土に修理に出していました。本日1ケ月ぶりに修理が完了し帰国しましたので、またいろいろ遊べます。

鏡筒と赤道儀は常設 (ほったらかし?)してあるので、カメラをATIK 383LからASI385-MCに交換し Live Stackで撮影してみました。 当たり前ですが、素子のサイズが 4/3 インチ (17.9×13.5mm) から 1/1.9 インチ(7.3×4.1mm) にダウンサイズとなるので、M42は完全にはみ出てしまいます。対象物が小さい星雲であればカメラを交換したほうが、素早く撮影にはいれて便利です。

下記の画像はMPCCの位置が正しくないようで、周辺の星像が変です。

11/01/2018 1:30 オリオン大星雲 (M42) ,  CFP200/F800,  赤道儀 Losmandy G11,  ASI385MC +MPCC MARK3 , IR CUT フィルター, シャッタースピード 20 sec , SharpCap 3.1 によるLive Stack にて32フレームスタック (合計露出時間 340 sec),  SI7 にてレベル補正実施 , 撮影場所:自宅のベランダ

オリオン大星雲 (M42) – LRGB合成

晴れの日が続いていますが、まだ月明りがすごいです。Hαばかりでは色気がないので、久しぶりに面倒な LRGB 合成を試してみました。 月明りのせいでL画像のシャッタースピードの選択が難しく、 120 sec, 90 sec, 60 sec で試写してみました。 90 sec が最もバランスがよさそうだったので、90 sec 5枚をコンポジットしています。

モノクロカメラはそれぞれのフィルターでの撮影が面倒ですが、カラーバランスが調整できるので、月明りがあっても明るい対象物であればそれなりに映るのでいいですね。

10/30/2018 4:30 オリオン大星雲 (M42) ,  CFP200/F800,  赤道儀 Losmandy G11,  ATIK 383L+MPCC MARK3 (冷却は使用せず), ガイド  QHY5II,  シャッタースピード L 90sec  5枚,  R 120sec  1枚,   G 120sec  1枚, B 120sec  1枚.  いづれもx2 ビニングモードにて撮影, ステライメージ7 にて階調補正, 撮影場所:自宅のベランダ