ノートパソコンをWindows2000にしてしまったためにドライバーがサポートされるまで、しばらくQuickCamが使えなくなってしまいました。そこでまたデジカメ(Nikon CoolPix 800)の登場です。今回はRadian14mmを使用し手持ちでコリメート撮影しました。
つい最近までもうすぐ夏だ~!と言う天気が続いたと思ったら今度はいきなり雨で寒い日が続いています。本当にアメリカの天候の変化は激しく、まさに過激といった表現が適切です。肝心の夜空の観望がお預けになってしまったので、今日は整理のつもりでいままで天体望遠鏡を購入してから、少しずつ増えてきた付属品(アクセサリー)を紹介することにしました。
ケース
まずは天体望遠鏡のケースです。これは別に購入したわけではなく天体望遠鏡についてきたケースですが、とても丈夫で中はラバーフォームがぎっしり詰まっていて、ちょうど望遠鏡がスッポリ収まるようになっています。買えば $200 はしそうな代物ですが、コレが望遠鏡の価格に含まれているのですからちょっと複雑な気持ちです。
アイピース
望遠鏡では、対物レンズと同じぐらい重要な接眼レンズです。一番左はバローレンズ(拡大レンズ)ですが、その他は32mm、20mm、14mm、そして10mmのアイピースです。実際の倍率は対物レンズの焦点距離をアイピースの焦点距離で割り算した値になります。バローレンズは対物レンズ側の焦点距離を伸ばすものなので、バローレンズの使用によって倍率も拡大されます。私の望遠鏡の焦点距離は540mmですから、これらのアイピースを使用した倍率はこのようになります。
アイピース | 焦点距離(mm) | 見かけ視界(度) | 実視界(度) | 倍率 | 倍率(バロー付) |
Plossl | 32 | 50 | 2.9 | 16.9 | 84.5 |
Plossl | 20 | 50 | 1.8 | 27.0 | 135.0 |
Radian | 14 | 60 | 1.5 | 38.6 | 193.0 |
Radian | 10 | 60 | 1.1 | 54.0 | 270.0 |
10倍~50倍は星団や星雲を見るときに、54倍はお月様全体を見るときに、135倍~270倍は木星、土星、そしてお月様のクレーターを見るのに適しています。私の住んでいるローリーの市街地では、残念ながら32mmの低倍率アイピースでは空のバックも明るく見えすぎてしまい肝心の星団や星雲がはっきり見えません。もっと暗い場所に行かなければあまり活躍する機会はなさそうです。
その他のアクセサリー
新しいデジカメを購入したときに手ブレ対策用に購入したデジカメアダプターと明るすぎるお月様の光を減光するためのNDフィルターと木星・土星のコントラストを空けるためのライトブルーのカラーフィルターです。残念ながらこれらのアクセサリーの活躍の場はほとんどありません。早い話むだにお金を使ってしまったというところでしょう。
ファインダー
これは非常に重要なアクセサリーです。アクセサリーというかもはや天体望遠鏡の一部です。ファインダーがなければ対象の星を正確に望遠鏡で見ることはほとんど不可能です。私が購入したのはお手軽な、等倍ファインダーです。LEDの赤い点と星が重なって見えたらOKです。ライフル銃のサイトスコープと同じものだと思ってください。ホンとにサイトスコープの格好をしています。これでも270倍の倍率でもちゃんと対象物を簡単に捕らえることができます。欠点は肉眼で見えないものは導入できない点です。
QuickCam用自作部品
以前ご紹介したQuickCamの部品についてもう少し説明を加えます。もともとQuickCamにはレンズがついていて焦点距離3.6mmでF2の明るさのレンズがついています。このレンズを回転することによって2.54cmから無限大の焦点距離を調整できるようになっています。今回はこのレンズも回りにフィルムケースを利用した短い筒を取り付けて望遠鏡の接眼レンズ(アイピース)を通して撮影できるようにしたものです。この方式によって撮影す方法をコリメート撮影といいます。
これはQuickCamのレンズ部分をはずしたものです。
次に製作したものはQuickCamについているレンズを取り外し接眼レンズを通さずに直接望遠鏡の対物レンズで拡大された像をQuickCamのCCDで撮影するためのアダプターです。材料は接眼レンズのスリーブの径と同じ太さの筒があれば良いわけです。バージョン1は富士フィルムのフィルムケース(プラスチック製)を利用していたのですが強度がイマイチで光軸が多少ずれることがあります。そこでDIYの店に立ち寄ったときに、まめに材料になりそうなものを探していたのですが、ついに見つけました。材料は銅製の水道管のジョイントです。このチューブの径はちょうど31.7mmで接眼レンズのスリーブの径と同じ太さでした。そこで早速利用することにしました。しめて材料費$1.00です。でもなんとなく高価な冷却式CCDカメラにちょっと近づいた感じです。
これはQuickCamのチューブ式アダプターのみをはずしたものです。
AstroStack
CCDカメラは画像処理が重要だというのが最近やっとわかってきました。日本ではステライメージ3というソフトウエア―が圧倒的な人気を占めているようですがなんと¥25,000もします。 そこでFreewareのソフトを調べたらなんとAstroStackというすぐれもののソフトがあるようです。まさにこのソフトはQuickCamのために作成されたといっても過言ではなさそうです。QuickCamではビットマップではなくAVIで映像としてキャプチャーしておけばあとはそのファイルからビットマップを取り出してそれぞれの画像のアライメントを行いおまけにコンポジットまでしてくれるようです。ただここで注意したいのはAVIファイルは3‐5秒以内にとめておいたほうが無難なようです。10秒も撮影してしまうとファイルのサイズが100MBを超えてしまって、画像処理のためにパソコンがかわいそうなことになってしまいます。100MBを超えるファイルも処理させてみましたが最大455枚のビットマップしか処理しないようにできているらしく、バグなんかでPC自体が死ぬようなことはありませんでした。
例によって木星・土星・オリオン大星雲(M42)を撮影してみましたが、木星・土星のシーズンは終わりに近ずいているせいかシャープさがいまいちでしたが、それでもなかなかの画像でした。これが秋から冬に撮影したものだったもっとすごい画像になることが期待できそうです。
木星
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 23, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm + PowerMate (X270) Brightness/Contrast 120/160 コリメート撮影
Exposure 120
土星
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 23, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm + PowerMate (X270) Brightness/Contrast 160/160 コリメート撮影
Exposure 120
オリオン大星雲(M42)
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 17, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm (X54) Brightness/Contrast 255/160 コリメート撮影
Exposure 255
QuickCam VC
こりもせず、また新しいQuickCamに手を出してしまいました。というのもさまざまなリサーチの結果(ただ単に空き箱に書いてあったスペックを見落としていたという説が濃厚なのだが・・・)、現行機種のQuickCamはCCDではなくCMOSセンサーだということが判明したからです。明るいお月様なんかは結構きれいに写るんですが、暗い星雲・星団になると感度不足がたたってまったく写りません。日本の某WEBページでQuickCamで星団・星雲をとる試みがひそかに進行しつつあるのをひそかにキャッチし(そんな大げさなもんかいな?)どうもQuickCamVCならセンサーがCCDで高感度でさしあたってM42(オリオン大星雲)の撮影に成功したらしいです。
今回も得意のボンドとカメラフィルムの空きケースで接続アダプターを工作しました。コダックのフィルムケースは黒で富士フィルムよりほんの少しだけ大きいので外枠に使用し、富士フィルムのケースは補強のため内側に使用しました。
注意点:今回はQuickCamのレンズの取り外しは娘に硬く禁じられてしましました。というのもレンズをはずしちゃうと天体撮影専用になってしまい、彼女があとでこのQuickCamを使って遊べなくなるからだそうです。(ハイハイ言いつけどおり今回はレンズはついています)
まずはTelVue PL20mmと組み合わせたところです。20mmの場合アイピースについているラバーにスポリQuickCamの先端が収まりますので、QuickCamを差し込んだままScopeTronixのデジカメアダプターで差し込んだ部分を固定します。これでOK。
(実のところでっかい洗濯バサミでもいいのではとふと思いましたが、なかなかScopeTronixのデジカメアダプターの活躍の場がないのであえて登場させました)。ところがPL20mmのアイピースとの組み合わせではこんな風になってしまいます。これは某WEBページの主にずばりみすかされれてしまいました。20mmでは低倍率すぎてしまうようです。まあ、夜空で周りが真っ暗ならばこれでも何とかいけそうですが・・・・・
次にTeleVue Radian 14mmと組み合わせたところです。14mmの場合アイピースについている外側のリングがスライド式でポップアップするので、とりあえずQuickCamの先端をポップアップさせたリングに差し込んでいます。今回はTeleVue Radian 14mmの外形が大きすぎてScopeTronixのデジカメアダプターがまったく使えないのできっと奥の手で固定します(スコッチテープかな?)。
さて実際のM42はどうなるでしょうか?続きはあとで・・・・・・
まずはお月様です。お月様はやっぱりNikonCoolPix800にはかないませんね~。そこで一気に270倍まで倍率を上げてみました。わ~お、ちゃんと写っている。ちょっと気持ち悪いですがなかなか迫力があります。木星は270倍でもまだ小さいですね。でも一応なんとかベルトは写っています。暗い背景になかに明るい木星ではなかなか露出の設定がうまくいきません。とりあえずマニュアル設定でなんとかやってみました。土星はもう少し露出を上げてやらないといけないようです。コリメート撮影ではアイピースの倍率と同じ倍率になるので対象物が導入しやすく撮影には便利なのですが、QuickCamについているレンズがプラスチック製であまり品質がよくないのでこれが限度かもしれません。直焦点撮影だと簡単に倍率を上げられるのですが逆に倍率が高すぎて、対象物の導入に苦労します。
さて本命のオリオン大星雲(M42)です。おお。星雲がちゃんと写っています。星雲はかなり暗いのでBrightnessを最大にしないと写りません。ただしContrastも最大にするとノイズがすごいので、星雲が見えるぎりぎりの値までContrastを下げています。写真撮影だとこの星雲は赤っぽく移るのですがCCDでの短時間露出では色まではつきませんね。今後の課題です。おまけでプレアデス星団(スバル)を撮影してみました。最初54倍で撮影したのですが倍率が高すぎて、写っている星の数が少なくなってしまいましたので倍率を27倍まで下げました。今夜は月がオリオンの近くにあり、夜空が明るいのであまりよい条件ではありませんでしたが、とりあえずQuickCamVCの実力を確認できました。
月
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 12, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm (X54) Brightness/Contrast 50/100 コリメート撮影
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 17, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm (X54) Brightness/Contrast 50/100 コリメート撮影
月面
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 12, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm + PowerMate (X270) Brightness/Contrast 50/100 コリメート撮影
月面
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 17, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm + PowerMate (X270) Brightness/Contrast 50/100 コリメート撮影
月面
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 13, 2000
撮影機材:直焦点撮影 Brightness/Contrast 50/100
木星
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 12, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm + PowerMate (X270) Brightness/Contrast 120/160 コリメート撮影
木星
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 13, 2000
撮影機材:直焦点撮影 Brightness/Contrast 50/100
土星
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 12, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm + PowerMate (X270) Brightness/Contrast 160/160 コリメート撮影
土星
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 13, 2000
撮影機材:直焦点撮影 Brightness/Contrast 50/100
オリオン大星雲(M42)
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 20:00 March 12, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm (X54) Brightness/Contrast 255/160 コリメート撮影
Exposure 130
オリオン大星雲(M42)
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 13, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm (X54) Brightness/Contrast 255/160 コリメート撮影
Exposure 255
オリオン大星雲(M42)
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 March 17, 2000
撮影機材:TeleVueRadian10mm (X54) Brightness/Contrast 255/160 コリメート撮影
Exposure 255
プレアデス星団(スバル座)
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 20:00 March 12, 2000
撮影機材:TeleVuePL20mm (X27) Brightness/Contrast 255/200 コリメート撮影
Exposure 130
Nikon CoolPix 800
待望の新しいデジカメが遂にやってきました。さっそく望遠鏡の接眼レンズの上にデジカメを向けて撮影しました。おぉ、木星のベルトがなんとか2本写っている。さすがNikonだ!でも実際にはド近眼でおまけに乱視のタックの目にも、4本のベルトが見えていたんで、まだまだ人間の眼の方がすごいのですね。まぁ、なんせ193倍の倍率をかけたその接眼レンズの上から手でカメラを持ったまま撮影したので手ぶれがすごいのです。やっぱりカメラを固定するツールを作成せねばこれ以上の画質の向上はむりです。
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 February 07, 2000
撮影器材: TeleVue 101 + PowerMate x5 + Radian 14mm Eyepiece (x193)
ついでに土星も撮ってみました。おぉ、リングがちゃんと写っている。肉眼ではカッシーニに黒い筋がずーと見えるんですがそこまでは無理ですね。でも現在の私にはこれで大満足です。
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 February 07, 2000
撮影器材: TeleVue 101 + PowerMate x5 + Radian 14mm Eyepiece (x193)
お月様はこうなります。
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 19:30 February 16, 2000
撮影器材: TeleVue 101 + PL 20mm Eyepiece (x35)
スカイツアー
冬場の天体観測はとてもつらいのです。ほとんど寒さとの闘いといっても過言ではありません。木星や土星は簡単に捕まえられるのですが(肉眼でもすぐに確認できるのであたりまえか)、星団や星雲となると初心者の私には至難のわざです。あの辺かなぁ?、いやちがうそれともこの辺かなぁ?とやっている間に凍死してしまいます。 そこで秘密兵器を投入する事にしました。スカイツアーという星の導入装置です。
詳細
左から、緯度用エンコーダー、経度用エンコーダー、スカイツアーのコンピューターの画像です。それぞれは電話線のケーブルで接続されています。セッティングはいたって簡単で、まず肉眼で見えるメジャーな星(1等星や2等星なので肉眼で簡単に見つかります)を2つ以上望遠鏡でみて現在の緯度と経度を覚えこませます。それから見たい星団や星雲をメニューで選択し、あとはコンピューターのLEDに表示されている緯度と経度がそれぞれゼロになるまで望遠鏡の向きを変えるだけで、ちゃんと真中に目的の星雲や星団がみえます(ガイドモード)。おぉ、これで凍死しなくてすむ。そのほかにも識別モードというのがあって、今見ている星の名前も教えてくれます。
今回は望遠鏡の移動は人力式(手動)にしましたが、最近ではモーター駆動で自動的に望遠鏡をを向ける方式がはやっているようです。これらをGOTO システムと呼ぶそうです。ただGOTO システムはモーター等積むので重くなり持ち運びが大変になります。さらに怖いのは、もしエンコーダーのパルスがおかしくなりコンピューターの経度・緯度の計算が狂うと、望遠鏡が突然ブーンと回転し始め、望遠鏡の筒で頭を思いっきりひっぱたかれる事もあるそうなので要注意です。なにごともバグはいけません。バグのない製品にしましょう。
追記: 2016年に Nexus を導入しwifi経由でiPhone/iPad を接続するシステムに変更しました。
たまには他人の作品を載せるのも悪くないと思い、これを発表する事にしました。
左から、「サングラスをしたスヌーピー」・「魚釣りに行ったムーミン」・「ひげをはやしたスノーマン」です。
Minami作
アポダイジンングスクリーン
アポダイジンングスクリーンというものを網戸用のアミとプラスチックのバケツで製作してみました。光は波(昔理科で習ったような)であり干渉するのです。望遠鏡のレンズの回りに発生する回折をメッシュで押さえるという代物です。さて効果のほどはといいますと、木星はベルトの模様が濃くなりよく見えるようになります。なんと合計$6.00の材料費でこんなに効果があるなんて・・・・驚きです。欠点は木星の周りに後光のようなスペクトルが8方に発生することです。まあ、木星のベルトの縞模様の観察なんかに役立つ物なので、回りの後光には目をつむるしかありません。人によっては阿保大臣とよんでいる人もいます。
皆既月食
1月20日は北米で皆既月食がみられました。月が地球の影に入る前はみごとな満月です。
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 21:30 January 20, 2000
撮影器材: Nikon Fieldscope III-A x60 Eyepiece
FUJI DS-10
夜11時5分から0時22分までは完全に地球の影にかくれて赤銅色(濃いオレンジ色)になってみごとな月でしたが、我が家の超旧式のデジタルカメラでは影の部分はまったく写りません。そのかわりにフラシュが光ります。そうですこのデジタルカメラはフラシュがオフにできないのです。絶対天体向きではないですよね~。
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 22:45 January 20, 2000
撮影器材: TeleVue 101 + TeleVue PL20 mm
FUJI DS-10
フランス人が作成したAstroCamというソフトウエア―をダウンロードしてお月様をキャプチャーしてみました。これだとちゃんと320×190で画像が撮りこめるようです。まだ色補正とか輝度とか全然補正していないのでこれからお勉強です。
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 22:30 December 26, 1999
撮影器材: TeleVue 101 直接撮影
QuickCam Express 改
かねてより懸案事項であったQuickCamでお月様を撮影するという課題に取り組みました。 Thanks Giving にどこにも行かないので暇をもてあましていたというのが本当のところですが・・・まぁ理由はともあれ結構うまく取れました。まずはQuickCamのレンズをはずします。それから望遠鏡に取り付けが可能になるようにフィルムのプラスチックのケースを取り付けます。ちょうどFUJIフィルムのケースのサイズは望遠鏡の接眼鏡の直径と同じなので便利です。
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 23:30 November 25, 1999
撮影器材: TeleVue 101 直接撮影
QuickCam Express 改
暇なので月でも撮ってみました。もっといいデジタルカメラがほしい今日このごろです。Nikon Coolpix 800 なんかいいですね。でも旧式のDS-10でも結構写ります。難点は液晶が付いていないので、本当にちゃんと写っているかどうかパソコンで確認してみるまでわからないという点でしょうか。ピントあわせも不可能です。これは約30枚取った中の一番できのいい一枚です。大半は真っ黒な画面でした。
撮影場所: Raleigh, NC, USA
撮影日時: 21:30 September 18, 1999
撮影器材: Nikon Fieldscope III-A 60×60 Eyepiece
Fuji digital camera DS-10
現在は単眼鏡(モノスコープ)とデジカメの組み合わせで35mmカメラ換算で2100mm相当のズームレンズで撮影しています。たとえば
こんな具合です。これで60倍の倍率が出ていると思います。問題は接眼アダプターなのですが、デジカメの場合レンズのマウントが各社まちまちで一眼レフのようにマウント用のアダプターが接続できません。そこでこんなモノを作ってみました。
これはフィルムの空きケースを切ってテープで貼り付けたものですがこれで結構光軸がずれなくなります。これをモノスコープの接眼部に手であてがって撮影するわけです。撮影中はウッドデッキの上は歩行禁止です。2100mmぐらいになるとちょっとでも振動が加わると映像がぶれます。難点はテープで貼り付けてあるのですぐにベリット剥れてしまうのとカッチョ悪いところでしょう。
ほんとはCCDカメラを自作したかったのですがあまり画質が良くなかったので中断しています。素材はこれです。($49.99)
これはQuickCamという鬼太郎のおやじですがこれのレンズを撮りはずしモノスコープの接眼部に取り付けるとCCDカメラが出来上がりパソコンで画像が見れるそうです。なぜかフランスで, はやっているみたいですが・・・
1995年10月に1996年1月から赴任するノースカロライナ州のローリーを妻と2人で訪れ、住居、子供の学校、口座の開設申請・・等々を行い、日本に一旦帰国しました。家族は子供の学校の都合で3学期が終了するのを待ってくることなっているので、とりあえず年明けから3月までは私1人で生活の準備です。ところが年明け米国東部は大雪となりいきなり前途多難な米国での生活が始まりです。1999年の一時帰国の際に、ようやく発売されはじめたデジカメを購入したのちに開始したので、ブログ自体の記載は1999年以降となります。